今週末公開 2016年4月1日〜

『下衆の愛』

4月2日より、テアトル新宿ほかにてロードショー

カネなし、甲斐性なし。どん底のインディーズフィルムシーンを舞台にした最高に下衆な映画が誕生した。三池崇・石井岳龍・豊田利晃監督など“監督に愛される怪優”渋川清彦が、夢を諦めきれないアラフォーのゲス監督を演じる。才能溢れる新人女優役として、スな監督たちを魅了するヒロインには主演作『飛べないコトリとメリーゴーランド』や『図書館戦争 THE LAST MISSION』で注目の新星、岡野真也。渋川の相棒でもあるゲスプロデューサー役には園子温作品でもおなじみのでんでん。さらには現在人気沸騰中の木下ほうか、津田寛治をはじめ、内田滋、忍成修吾、細田善彦、古舘寛治ら個性派が固める。製作プロデューサーにはアダム・トレル(『希望の国』『福福荘の福ちゃん』)。メガホンを握るのは『グレイトフルデッド』が世界30ヶ国で上映。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、ブリュッセルファンタスティック国際映画祭などの主要映画祭で注目を集めた内田英治監督。

映画監督のテツオは40歳を目前にしながらも夢を諦めきれないパラサイトニート。映画祭での受賞経験が唯一の自慢。監督とは名ばかりで女優を自宅に連れ込む自堕落な毎日をおくっていた。しかしある日、才能溢れる新人女優・ミナミとの出会いにより新たな希望が生まれて新作映画の実現に奔走する。「裸と動物」にこだわる団塊世代のプロデューサー貴田や、枕営業にすべてをかける売れない女優・響子、自らのハメ撮りで生計をたてる助監督のマモルなど、映画界の底辺に巣くう仲間たちと最後の賭けに出ようとする。しかしそんなテツオの前に現実の壁が立ちふさがる。映画作りを巡る夢と現実がテツオの中で交差するのであった。

出演:渋川清彦、でんでん、忍成修吾、木下ほうか、津田寛治
監督:内田英治
配給:サードウィンドウフィルムズ

公式サイト:http://www.gesunoai.com

 

 

『恋』

4月2日より、K’s cinemaにてロードショー

山口県の南東部に位置する下松市(くだまつし)。笠戸島に代表される豊かな自然と、新幹線をはじめ、鉄道車両等を製作するものづくりの会社が立ち並ぶ街。その街の中にあって、江戸時代の街道の面影を今に伝える花岡地域では、不思議な白ぎつね伝説に由来する、きつねの嫁入り行列を行う奇祭「稲穂祭」が毎年行われている。この行列では毎年市内の独身男女が新郎新婦役に選ばれ、きつねの面を被って参加するが、誰が選ばれたかは絶対に秘密であり、祭りの前も後も、それは絶対に明かしてはならない。そして、新郎新婦に選ばれた人は、必ず良縁に恵まれるという。この神秘的で叙情的なお祭りをモチーフに、瀬戸内の穏やかな街に昔も今も息づく人情を全国に発信しようと、切ない大人の男女の物語が今ここに完成しました!

物語は、鉄道車両の溶接工で、妻に先立たれた徳田昭男が同じ会社の食堂で働く吉野咲子に惹かれるところから始まる。昭男、咲子、そして昭男の亡き妻には、稲穂祭の「きつねの嫁入り」にまつわる共通した「秘密」があった。今、切ない大人の「恋物語」が紡がれる―。

出演:伊藤洋三郎、岡田奈々、元木行哉、朝倉えりか、江口雄二
監督:長澤雅彦
製作:下松フィルム・コミッション

公式サイト:http://koi-movie.jp

 

 

『N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』

4月2日より、ヒューマントラストシネマ渋谷にてロードショー

イージー・E、アイス・キューブ、ドクター・ドレーらが所属していた、ヒップホップグループN.W.A.の軌跡をひもとく音楽ドキュメンタリー。カリフォルニア州コンプトンで結成され、成功するまでの道のりや、解散の裏側、早世したイージー・Eの波乱に満ちた人生や死の真相が明かされる。インタビューには N.W.A. のメンバーのほか元メンバーのアラビアン・プリンスらが登場。これまで明かされることのなかった N.W.A. の内幕にも注目。ギャングスタ・ラップのジャンルにおいて著名なヒップホップグループ、N.W.A.の1980年代から1990年代にかけての結成から成功、解散に至るまでの全貌を、メンバーや元メンバー、マネージャーなど関係者の貴重な証言から明らかにする。さらには若くして亡くなったメンバー、イージー・Eの過激で波瀾(はらん)万丈の生涯を追う。

出演:イージー・E、ドクター・ドレー、アイス・キューブ
監督:マイク・コルベラ
配給:トランスワールドアソシエイツ

公式サイト:https://www.facebook.com/KOCmovie.jp

 

 

『のぞきめ』

4月2日よりロードショー

テレビ局のADをしている三嶋彩乃(板野友美)は、ある青年の謎めいた怪死事件を取材する。その死に様とは、腹がよじれ、口から泥を吐き出した異様なものだった。青年の恋人は狂ったように「“のぞきめ”の仕業だ!」と顔を歪める。実は彼らは大学のサークルで一緒に山奥の合宿に行って以来、ずっと何かに“覗かれている”気がしていたのだ。関係者にも次々と“のぞきめ”の悲劇が起こり、やがてそれは綾乃自身の身にも…。

出演:板野友美、白石隼也、入来茉里
監督:三木康一郎
配給:KADOKAWA、プレシディオ

公式サイト:http://nozokime.jp

 

 

『ストップ・メイキング・センス』

4月2日より、Bunkamuraル・シネマにてロードショー

アメリカの人気ロックバンド「トーキング・ヘッズ」が1983年12月にロサンゼルスで行なったライブの模様を、後に「羊たちの沈黙」などを手がけることになるジョナサン・デミ監督が収めたライブフィルム。黒子をセット変えに起用するなどユニークなステージをシンプルにまとめ、人気を博した。2016年、デミ監督がロック歌手を主役に描いた「幸せをつかむ歌」の公開にあわせ、東京・Bunkamuraル・シネマで1週間限定上映。意味を成すことなんて止めにしよう、と題名にあるように、ひたすら唄い踊るD・バーンの姿を追った、“トーキング・ヘッズ”のシンプルきわまりない作品。

出演:デビッド・バーン、ジェリー・ハリソン、ティナ・ウェイマス
監督:ジョナサン・デミ
配給:bond

 

 

『バット・オンリー・ラヴ』

4月2日より、K’s cinemaほかにてロードショー

伝説のカルト映画『追悼のざわめき』に主演、80~90年代にかけてピンク映画の世界で、自ら主演・脚本・監督をこなす独自のスタイルを確立した佐野和宏。代表作『Don’t let it bring you down』(『変態テレフォンONANIE』)などドラスティックでメッセージ性の高い作品を次々と発表し、瀬々敬久らとともに「ピンク四天王」と称される。しかし97年以降、メガホンをとることはなく、2011年に咽頭癌を患い声帯を失っていた…。
そんな佐野和宏が18年の「沈黙」を破った。佐野は闘病の跡が刻まれた体躯をさらし、筆談でスタッフに指示をだし、俳優たちを演出する。「佐野の映画が見たい!」とプロデュースを手がけたのは映画運動家の寺脇研。飯島洋一(『狂い咲きサンダーロード』『戦争の犬たち』)をはじめ個性溢れる役者たちが、佐野の復活を祝福するかのように集まった。映画の中盤、主人公がキャメラに向かって延々と語りかける。その声は、かすれ、とぎれ、言葉にならない。しかし鬼気迫る姿から目をそらすことができない。震える魂の叫びを、なけなしの愛の物語を、ぜひ映画館で!

出演:佐野和宏、円城ひとみ、酒井あずさ
監督:佐野和宏
配給:東風

公式サイト:http://www.but-only-love.com

 

『LOVE 3D』

4月1日より、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにてロードショー

若い妻、そして幼い息子と暮らす青年マーフィーが、かつての恋人エレクトラの母からの電話をきっかけに、彼女との2年に渡る蜜月を振り返る物語。その回想は心を引き裂かれんばかりのエレクトラとの別れから始まり、彼女とともに過ごした愛のエピソードが、時計の針を巻き戻すように描かれる。かつて人生のすべてだと思っていた女。情熱、性欲、嫉妬・・・様々な感情に振り回され、ぶつかり合い、愛し合った彼女との時間。その回想がやがて彼らの初めての出会い、初めてのキス、初めての夜に立ち戻ったとき、男は喪失を抱えて人生を歩んでゆくほかない———。
監督は、作品を発表するたびにセンセーションを巻き起こす鬼才、ギャスパー・ノエ。『カルネ』でカンヌ国際映画祭の批評家週間賞を受賞し鮮烈に登場、続く『カノン』で絶対的なタブーを描き出した。第55回カンヌ国際映画祭正式招待作品となったモニカ・ベルッチ主演『アレックス』では衝撃的なレイプシーンが物議をよび、東京で撮影された『エンター・ザ・ボイド』ではドラッグにまみれたTOKYOを彷徨う魂を描いた。暴力的で孤独な世界の中から、闇にまぎれることのない愛や人間たちを掬いあげてきたギャスパー・ノエ自身が、「私のこれまでの映画とは違う、私のすべての映画の中で、その存在をもっとも近く感じられる、そして最もメランコリックな映画だ」と語る。性と愛をわけるのではない、セックスも感情もすべてを包括する“LOVE”を描くのが本作『LOVE【3D】』だ。

出演:カール・グルスマン、アオミ・ムヨック、クララ・クリスティン
監督:ギャスパー・ノエ
配給:クロックワークス

公式サイト:http://love-3d-love.com

 

『たまゆら 卒業写真 第4部 朝 あした』

4月2日ロードショー

OVA『たまゆら』、TVシリーズ『たまゆら~histotose~』、『たまゆら~もあぐれっしぶ~』に続く新シリーズ『たまゆら~卒業写真~』は、2015年4月の第1部を皮切りに全4部作として劇場で上映。楓たちの高校生活最後の1年を描く完全編となります。
高校を卒業して別々の学校に通うことになっても、大好きな町・竹原で、大切な友達と過ごす時間は変わらないと思っていた楓。しかし、かおる言われた言葉で、自分の本当の思いに気づき・・・。4人での新たな想い出も積み重ねながら、卒業のときが近づいてくる。

出演:竹達彩奈、阿澄佳奈、中田譲治
監督:佐藤順一
配給:松竹メディア事業部

公式サイト:http://tamayura.info

 

『旅街レイトショー』

4月2日より、トリウッドにてロードショー

濃密な会話劇を描いた自主アニメーション「伝える」が劇場公開もされた沼田友監督の商業デビュー作。空港近くのある街を舞台に、人生の岐路に立った人々がそれぞれの道を進んでいく姿を描いたオムニバスショートアニメ。会話や音楽に集中できるよう動きを省略した紙芝居風な演出で描かれた「レシピ」「トランジスタ・スマートフォン」「夏祭り」「Clover」の4話で構成。2016年1月にTOKYO MXの「ウルトラスーパーアニメタイム」枠で放送。同年3月25日のDVD発売を記念し、「伝える」を公開した下北沢トリウッドで上映。

出演:仲台吉一
監督:沼田友
配給:コミックス・ウェーブ・フィルム

公式サイト:http://www.cwfilms.jp/tabimachi/

 

『METライブビューイング2015-16 プッチーニ「マノン・レスコー」』

4月2日より、新宿ピカデリーほかにてロードショー

自堕落な美少女マノンに振り回される青年デ・グリューの破滅的な恋!〈ひとり寂しく〉など情熱的な音楽が迸るプッチーニの出世作を、旬のスターたちが熱演!美貌と美声を兼ね備えたプッチーニ歌いK・オポライスのマノンと、本役に初挑戦するスター・テノール R・アラーニャ扮するデ・グリューの恋の逃避行は必見!ヒット作を連発するR・エアの新演出、絶好調のMET首席指揮者F・ルイージの指揮と、全てが揃った期待のニュープロダクションだ。
18世紀(本演出では1940年代)のフランス、アミアンとパリ。修道院へ入るために旅していた美少女マノンは、アミアンの町で青年デ・グリューと恋に落ち、駆け落ちする。だが贅沢好きのマノンは、デ・グリューとの貧乏暮らしに耐えられなかった。裕福な貴族ジェロンテの庇護を得て豊かな生活を送るマノンのもとに現れたデ・グリューは、自分とともに来るようマノンを説得し、彼女も同意するが、そこへジェロンテが踏み込んで・・・。

出演:クリスティーヌ・オポライス、ロベルト・アラーニャ、ブリンドリー・シェラット
監督:
配給:松竹

公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/met/

 

『 蒼(そらいろ)のシンフォニー』

4月2日より、ユーロスペースにてロードショー

日本には数多くの朝鮮学校が存在する
日本で生まれ育った在日コリアンのこどもたちが、民族の言葉や歴史、文化などを学んでいる。生徒たちは高校3年生になると、“祖国”である朝鮮民主主義人民共和国を訪問する。日本のメディアでは目にすることの出来ない「北朝鮮」の姿を、自身の心と体で感じ取る。軍事境界線で、70年にもわたる南北分断の悲劇を目の当たりにする生徒たち。あちら側では外国人観光客がもの珍しそうに、こちら側にカメラを向けている。“北”から“南”を眺める「朝鮮」籍の彼女は、“故郷”である韓国の地に足を踏み入れることは許されない。
在日朝鮮人として生きる選択
街を歩く生徒たちを見て、朝鮮人だと気付く人は誰もいない。見た目も話す言葉も日本人と全く変わらない。朝鮮人であるためにヘイトスピーチの脅威にさらされ、朝鮮学校に通うことで、高校無償化からの除外という差別にさらされている。人々の「善意」が口々に言う。「どうして日本人にならないの?」
生徒たちが奏でる交響(シンフォニー)
国や社会から存在を否定され続けてきた生徒たち。そんな逆境の中でも、堂々と前を向き、しっかりと夢を語る。明るく笑い、歌う。“蒼”は青春の、けれども、くすみがかったこの空の色。だけど一人一人が、きっと大きく一つにつなげていくであろう、輝く蒼天の色。響きわたる、愛と希望のシンフォニー。

出演:
監督:朴英二

公式サイト:http://soraironosymphony.com

 

『シュウカツ』

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4月2日より、キネカ大森ほかにてロードショー

就職トラブルをテーマに、会議室でいわゆる「圧迫面接」に手こずる学生たちをオムニバス形式で描くサスペンス。カメラとテレビモニター、ブラック面接官、徹底した身辺調査、謎の学生に苦しめられ、難問に挑むさまを映し出す全4話で構成される。『MARCHING -明日へ-』などの桜田通、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』シリーズなどの渡部秀、『牙狼』シリーズなどの肘井美佳などが出演。監督は、『AVN/エイリアンVSニンジャ』などの千葉誠治。面接官に追い込まれる学生の行く末に注目。

出演:桜田通、渡部秀、廣瀬智紀
監督:千葉誠治
配給:ノースシーケーワイ

公式サイト:http://www.shukatsu-movie.com

 

『ザ・デクラインIII』

4月2日より、新宿シネマカリテほかにてロードショー

一作目『ザ・デクライン』から17年、前作『ザ・メタルイヤーズ』から10年、ペネロープ・スフィーリス監督がみたびロサンゼルスの音楽シーンを切り取った≪西洋文明の衰退≫ドキュメンタリー第3弾。前作のLAメタルから一転、『ザ・デクライン』で描かれたハードコア/パンクの90年代の姿をとらえた本作は、成功をおさめたバンドやミュージシャンではなく、一作目のメンタリティに生きる若者たちのその後の行く末、精神性とライフスタイルが究極のアンダーグラウンドに行き着いたパンクス、廃屋に不法に棲みつきビールをこよなく愛し社会を完全脱落したガター・パンクスに焦点を当てる。社会に対する怒り、親からの虐待、資本主義社会からの迫害、警察からの暴力、疎外感、貧困、絶望。ガター・パンクスたちはパンクロックにのみ生きる意味を見出し、同じ境遇の仲間とともに新たな家族を形成して支え合いながらその日を生きる。その人生に目的は一切ない。NAKEDAGGRESSIONは「ブタ(警官)どもに死を」を演奏し、ガター・パンクスのハンバーガーは路上で小銭をせびる。

出演:スティーブン・チャンバーズ、キース・モリス、フリー
監督:ペネロープ・スフィーリス
配給:ビーズインターナショナル

公式サイト:4月2日より、新宿シネマカリテほかにて

 

『見えない目撃者』

4月1日より、TOHOシネマズ新宿ほかにてロードショー

3年前の自動車事故で、弟リャン・ツォン(リウ・ルイリン)だけでなく自分の視力も失った元警察官候補生のルー・シャオシン(ヤン・ミー)。警察学校を去った彼女は心に痛みを抱えたまま、暗闇の中で生きている。ある雨の夜、乗っていたタクシーが何かにぶつかった衝撃を感じる。「人をはねた!」と直感する彼女は、運転手に詰め寄るが、「犬をはねただけだ。」と運転手は逃げ去ってしまう。しかし、彼女は運転手が事故で負傷した被害者を誘拐し、現場から逃走したことをすぐれた感覚で見破る。目の見えない彼女の証言を相手にしなかった警察も、彼女の鋭い観察力を知り、捜査の協力を依頼する。
怪しいタクシー運転手をシャオシンとルー刑事(ワン・ジンチュン)が捜査する中、もう一人の目撃者リン・チョン(ルハン)が懸賞金欲しさに警察に出頭する。「あの車はタクシーでなく、外車だ!」という彼の証言は彼女のものとは完全に矛盾していた。そして、ある夜、リン・チョンが何者かに襲われ救急車で病院に運ばれる。頭の打撲だけで済んだ彼を狙ったのは、事故を起こした犯人なのではとにらんだルー刑事とシャオシン。シャオシンはこのことをリン・チョンに伝えるため一人病院に向かうが、リン・チョンは相手にしない。しかし、今度はシャオシンが襲われ・・・。

出演:ヤン・ミー、ルハン、ワン・ジンチュン
監督:アン・サンフン
配給:ギャガ・プラス

公式サイト:http://gaga.ne.jp/mokugekisha/

 

『恋はチャレンジ! ドジョンに惚れる』

4月2日ロードショー

誰かを笑顔にすることに幸せを感じるイケメン大学生ドジョンは、一目惚れした女性ハナに誘われ、困難な目標に挑戦するサークル、『プラスワン』に入部する。しかし、廃部寸前のサークルを存続させるためには1ヶ月以内に成果を上げなければならなかったーー。大学のキャンパスで出会った若者たちが、力を合わせ新しい目標にチャレンジする姿を描くさわやかな青春ラブストーリー。世界中に多くのファンを持つボーイズグループEXOのシウミンが、もの静かながらも熱い夢を持つ主人公に扮し、主題歌『You Are The One』でも、瑞々しい歌声を披露している。彼が恋に落ちるアクティブなヒロイン役は『馬医』や『夜を歩く士(ソンビ)』などで活躍する新世代女優キム・ソウン。『サンドゥ、学校へ行こう』『ごめん、愛してる』のイ・ヒョンミン監督が初めてウェブドラマを手がけ、史上最短期間で累積ヒット数2100万ビューを記録した話題作が日本のスクリーンに初上陸!期間限定公開、お見逃しなく!

出演:シウミン、キム・ソウン、チャン・ユサン
演出:イ・ヒョンミン
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン

公式サイト:http://liveviewing.jp/contents/dojun/

 

『ミラクル・ニール!』

4月2日より、シネクイント、新宿バルト9ほかにてロードショー

はるか銀河系の先の先―。そこではエイリアンたちが地球滅亡を企んでいた。しかし銀河法でどんな星も一度は存亡のチャンスを与えるべきと定められている為、超適当に地球人をひとり選んで地球の運命を預けることになった―。知らぬ間に地球の運命を背負わされたロンドンの教師ニールは全知全能の力を手に入れる。しかし、そのパワーで愛犬のデニスとお喋りをしたりロクなことに使わないニールだった。はたしてニールは地球の運命を変えられるのか!?

出演:サイモン・ペッグ、ケイト・ベッキンセール、サンジーブ・バスカー
監督:テリー・ジョーンズ
配給:シンカ

公式サイト:http://miracle-neil.jp

 

『蜜のあわれ』

4月1日ロードショー

徳田秋聲、泉鏡花と並び、金沢三文豪の一人である室生犀星。大正期の詩壇を牽引、昭和期には「幼年時代」「あにいもうと」「杏っ子」などの名作小説を発表しつつ、随筆、童話、俳句とジャンルは多岐に渡って作品を発表した近代文学史作家のひとり。晩年に発表した小説「蜜のあわれ」は、室生自身を投影しているともいわれている老作家と、変幻自在の金魚の姿を持つ少女・赤子との無邪気でエロティックな触れ合いを描いた幻想的な文学ドラマ。
金魚から人間の姿に変貌する美しくて小悪魔的な少女・赤子を二階堂ふみが熱演。そして赤子と共に暮らす老作家役には大杉漣。老作家の過去の女で怪しげな幽霊に真木よう子、そして同時代に活躍し親交も深かった作家・芥川龍之介役には高良健吾、唯一赤子の秘密を知る金魚売りに永瀬正敏と、豪華キャストが物語を彩る。監督は、ジャンルを超越した強烈な世界観で熱狂的な支持を受け、精力的に作品を創り続けている石井岳龍。室生犀星の地元である石川県金沢市・加賀市を中心に富山県でもロケが行われ、原作小説の耽美でエロティシズム漂う世界観を見事によみがえらせた。
自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、かなりきわどいエロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。 しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。 普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。 そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だったのです・・・。 そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。 老作家の友人・芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・・。

出演:二階堂ふみ、大杉漣、真木よう子
監督:石井岳龍
配給:ファントム・フィルム

公式サイト:http://mitsunoaware.com

 

『桜の樹の下』

4月2日より、ポレポレ東中野ほかにてロードショー

台は川崎市にある市営団地。戦前から工業都市として発展した川崎市は、高度経済成長期に多くの労働者を抱え、ベッドタウンとしての宅地開発が進められた。当時の公営住宅は地方から来る若き労働者の、現在は単身高齢者の受け皿となっている。団地の中には歌があり、踊りがあり、笑いがある。孤独を感じながらも楽しく逞しく生き、自らの死とも向き合う高齢者たちには、繰り返される生と死が生活の一部であるかのごとく存在している。
2015年、山形国際ドキュメンタリー映画際日本プログラムに正式招待され、多くの評判を呼んだ本作の監督は、これが商業デビュー作となる二十代の田中圭。若き女性監督が着目した、小さなコミュニティーで繰り広げられる日常という名の人生劇場からは、生きることへの旺盛なエネルギーが優しく溢れてくる。

出演:
監督:田中圭
配給:JyaJya Films

公式サイト:http://www.sakuranokinoshita.com

 

『あやしい彼女』

4月1日より、新宿ピカデリーほかにてロードショー

『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』を始め、コメディ映画でヒットを連発してきた水田伸生監督。
そんな“コメディ映画のプロ”が新たに挑むのは、「見た目は20歳、その中身は73歳」という、異色のヒロインが巻き起こす人生リセット劇です。誰にも言えない秘密を抱えた主人公・節子と、周囲が織りなすジェネレーションギャップ。20歳の節子(中身は73歳)を中心に、19歳の孫、アラサーイケメン、幼馴染のお爺ちゃんまでも巻き込んだ、世代を超えた恋の四角関係!若返ったことで年齢が逆転してしまう母と娘の関係など、新たな笑いの形が生まれました。
今回、水田監督のもとには、多才なキャスト陣が結集。“あやしい”ヒロイン・節子を演じるのは、異性からはもちろん同性からの支持も高い、愛され女優№1の多部未華子。威勢よく啖呵を切ったり、七変化のようにクルクル変わる表情を見せたりと、抜群のコメディエンヌぶりを発揮しています。
多部と二人一役・若返る前の主人公を演じるのは、長年日本映画界を支えてきた大女優・倍賞美津子。クールなイメージも強い倍賞が魅せる、意外なほどのチャーミングさも必見です。また小林聡美を始め、要潤、北村匠海、金井克子、志賀廣太郎ら各年代の演技派俳優が、物語をパワフルに掻き回します。

出演:多部未華子、倍賞美津子、要潤
監督:水田伸生
配給:松竹

公式サイト:http://ayakano.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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