今週末公開 2016 年4月23日〜

ズートピア

4月23日より、TOHOシネマズ日劇ほかにて公開

動物たちの“楽園”ズートピアで、ウサギとして初の警察官になったジュディ。でも、ひとつだけ問題が…。警察官になるのは通常、クマやカバのように大きくてタフな動物たちで、小さく可愛らしすぎる彼女は半人前扱いなのだ。だが、ついにジュディも捜査に参加するチャンスが!ただし、与えられた時間はたった48時間。失敗したらクビで、彼女の夢も消えてしまう…。頼みの綱は、事件の手がかりを握るサギ師のキツネ、ニックだけ。最も相棒にふさわしくない二人は、互いにダマしダマされながら、ある行方不明事件の捜査を開始。だが、その事件の背後にはズートピアを狙う陰謀が隠されていた…。

監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア
出演:上戸彩、高橋茂雄、芋洗坂係長
配給:ディズニー

公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html

 

フィフス・ウェイブ

4月23日より、新宿ピカデリーほかにて公開

「キック・アス」「キャリー」の人気女優クロエ・グレース・モレッツが、地球外生命体の攻撃により人類が滅亡の危機に瀕した世界で、見えない敵と戦う孤独なヒロインを演じたSFミステリー。「アザーズ」と呼ばれる地球外知的生命体による4度の攻撃で、人類の99%が死滅した地球。生き残った女子高生キャシーは、離れ離れになった弟を救うため、さらわれた子どもたちが集められている基地へ向かう。アザーズはすでに人間に姿を変えて社会に紛れ込んでおり、誰が敵で誰が味方かもわからない。そんな状況のなか、旅の途中で出会ったある男性に助けられながら、キャシーは基地を目指すが……。「アリス・クリードの失踪」で注目されたJ・ブレイクソン監督がメガホンをとり、「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアがプロデューサーとして携わっている。

監督:J・ブレイクソン
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、ロン・リビングストン
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

公式サイト:http://www.5thwave.jp/site/

 

なけもしないくせに

4月23日より、K’s cinemaにて公開

2020年東京オリンピック開催が決まった。
地方都市に住む、しがない青年の新一は、何となく仕事をこなしている。
或る日、死の強迫観念に捉われ、やり残した事をやろうとジタバタし覚悟を決めたが、あっけなく杞憂に終わった。
そんな時、大都会に負けて地元に帰ってきた親友モーリーの母が、実際に余命宣告を受ける。
新一は、親不孝ばかりしている親友が母から安心してもらえるように、ある計画を考え実行する。しかし、行き当たりばったりの計画はうまくいくわけもなく、新一は窮地においこまれていく。

監督:井上真行
出演:池田大、岡部たかし、尾中琴美
配給:ENBUゼミナール

公式サイト:http://enbuzemi.co.jp/cinemaproject/

 

山河ノスタルジア

4月23日より、Bunkamuraル・シネマほかにて公開

山西省・汾陽<フェンヤン>。
小学校教師のタオは、炭鉱で働くリャンズーと実業家のジンシェンと幼なじみ。二人から想いを寄せられていたタオは、三人での友情を大切にしていた。内向的なリャンズーとは対照的に、自信家のジンシェンはタオの気を引こうとする。やがてタオはジンシェンからのプロポーズを受け入れ、傷心のリャンズーは街を出ていく決心をする。生まれた赤ん坊を抱きかかえるタオ。息子はドルにちなんで、“ダオラー”と名付けた。「チャン・ダラー。パパが米ドルを稼いでやるよ」タオはじっと、我が子を見つめていた―タオはジンシェンと離婚し、一人汾陽に暮らしていた。ダオラーは父親のジンシェンに引き取られ、上海の国際小学校に通っている。離れて暮らす我が子への想いを胸に過ごすタオ。
ある日突然、タオを襲う父親の死。悲しみに暮れるなか、タオは葬儀に出席するためダオラーを汾陽へ呼び戻す。会えなかった息子との時間を埋めようとするタオだったが、彼がジンシェンと共にオーストラリアに移住することを知らされる。
オーストラリア。父親と共に移住したダオラーは19歳になっていた。彼は長い海外生活で中国語が話せなくなり、孤独な日々を過ごしていた。父親との間にも確執が生まれ自らのアイデンティティを見失うなか、ダオラーは香港から移住してきた中国語教師ミアと出会う。自分と同じように異国の地で暮らすミアと心を通わせるうちに、いつしかダオラーはかすかに記憶する母親の面影を探しはじめる―。

監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ、チャン・イー、リャン・ジンドン
配給:ビターズ・エンド、オフィス北野

公式サイト:http://www.bitters.co.jp/sanga/

 

 

劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

4月23日公開

1996年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始した高橋和希による人気漫画「遊☆戯☆王」の20周年を記念して製作された劇場版。声の出演は風間俊介、津田健次郎ら、2000年から04年にかけて放送されたテレビアニメ版「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」のキャスト陣が集結し、謎の少年・藍神(あいがみ)役で俳優の林遣都が声優初挑戦。原作者の高橋が製作総指揮、脚本、キャラクターデザインも手がけた。「闇遊戯」というもうひとりの人格との戦いを経て、日常を取り戻したかに見えた武藤遊戯。しかし、そんな遊戯の前に謎めいた少年・藍神が現れ、世界中で謎の失踪事件が相次ぐ。

監督:桑原智
出演:斉藤慎二
配給:東映

公式サイト:http://www.yugioh20th.com

 

アイアムアヒーロー

4月23日より、TOHOシネマズ日本橋ほかにて公開

退屈だけど平和な日常が、ある日突然、衝撃のサバイバル・ワールドに変貌する! そんな現実世界と地続きのパニック、想像を凌駕する先の読めない展開で読者を圧倒し続けている、花沢健吾の累計600万部超の人気コミック「アイアムアヒーロー」が、『図書館戦争』『GANTZ』シリーズのヒットメーカー・佐藤信介監督の手でついに完全実写映画化。日本の運命を背負うことになるダメ男の主人公・英雄を演じたのは、『駆け込み女と駆け出し男』でブルーリボン賞の主演男優賞を受賞した大泉洋。英雄と一緒にサバイバルの旅を続ける女子高生の比呂美に扮したのは、『映画 ビリギャル』で同主演女優賞に輝いた有村架純。さらに男まさりの元看護師・藪を『海街diary』で主要映画賞の助演女優賞を総ナメにした長澤まさみがクールに演じて観る者を圧倒する。映画は原作コミックの世界観をリアルに再現するため、韓国の閉鎖されたアウトレットモールで大規模なロケを敢行。その手加減なしのサバイバル描写に早くも世界が絶賛!世界三大ファンタスティック映画祭に数えられる、シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン)とポルト国際映画祭(ポルトガル)で、それぞれの観客賞を含む4つの賞を既に獲得。世界が認めた衝撃の問題作がいよいよ日本解禁!誰も味わった事のない“新感覚エンタテインメント”“絶叫と衝撃のZQN(ゾキュン)パニック“を是非!映画館で体感して下さい! でも…ひとりでは〈危険〉です!

監督:佐藤信介
出演:大泉洋、有村架純、長澤まさみ
配給:東宝

公式サイト:http://www.iamahero-movie.com

 

サンセット・ストリップ ロックンロールの生誕地

4月23日より、新宿シネマカリテほかにて公開

米国ロサンゼルス。ハリウッドとビバリーヒルズを結ぶサンセット大通りの一角に佇む「サンセット・ストリップ」と呼ばれるエリア。『ロック・オブ・エイジズ』の舞台となったこの地区は、今日に至るまで、音楽を中心とする様々なカルチャームーブメントを世界に発信し続けている。禁酒法が制定された20年代に開拓され、売春宿「マダムフランシス」が名を馳せたのちに40年代には世界的ナイトクラブシーンへ発展。マフィア抗争で揺れ、若者らが暴動に走り、グルーピーとドラッグに溢れ、セックスアンドロックンロールが蔓延。80年代ファッションが注目され、90年代にはヒップホップとグランジが君臨。光と影に覆われた激動の時代を経て今なお、夢と希望、栄光と挫折が共存するこの偉大なストリートの歴史を、この地に親しんだミュージシャンやハリウッドセレブなど、数々の著名人たちの言葉とともに振り返る。

監督:ハンス・フェルスタッド
出演:アリス・クーパー、ジョニー・デップ、オジー・オズボーン
配給:キュリオスコープ

公式サイト:http://www.curiouscope.jp/SUNSET/index.html

 

SHARING

4月23日公開

2011年3月11日。地震と津波による大災害は、原子力発電所の爆発をも引き起こし、日本人の心に大きな爪痕を残した。あれから5年。放射性物質の漏れは依然として終息の兆しを見せておらず、私たちの生活は、あの時の不安を拭えないまま続いている。本作『SHARING』(共有の意)は、そうした震災後の日本人の心の問題に、映画的な想像力を駆使して、真正面から向き合おうとしたフィクションである。なお、この映画には、登場人物の一部、展開も大きく異なる2つのヴァージョン(99分版と111分版)が存在している。どちらが一方がディレクターズカットではなく、劇中で語られる分身(ドッペルゲンガー)のように、この2つのヴァージョンがお互いを照らし、未来に対する希望と怖れを炙り出していく。

監督:篠崎誠
出演:山田キヌヲ、樋井明日香、木村知貴

公式サイト:http://sharing311.jimdo.com

 

緑はよみがえる

4月23日より、岩波ホールほかにて公開

1917年、冬。第一次世界大戦下のイタリア・アルプス、アジア―ゴ高原。雪の山中に、イタリア、オーストリア両軍ともに塹壕を掘り戦況は膠着していた。敵は姿を見せないが、その息づかいが聞こえるほど近くにひそんでいる。劣悪な環境の塹壕に押し込められた兵士たちは、いつ落ちてくるかもわからない砲弾に怯え、戦意も失い、家路につくことだけを願っていた。彼らの唯一の楽しみといえば、家族、恋人から送られてくる手紙だけだ。
そんな時、厳しい戦況を知らない平地の司令部が出した理不尽な命令を携え、少佐と少年の面影を残す若い中尉が前線へとやってくる。通信が敵に傍受されているため、新たな通信ケーブルを敷けというのだ。命令を受けた大尉は、「土地の起伏も考えず地図をなぞっただけの計画だ。この月明かりの下で外へ出れば、狙撃兵の餌食だ!」と強く抗議し、軍位を返上してしまう。後を任されたのは何の経験もない若い中尉だった。彼は、想像とは違う戦争の酷薄さと、無力感に打ちのめされながらも、母への手紙にこう綴る。「愛する母さん、一番難しいのは、人を赦すことですが、人が人を赦せなければ人間とは何なのでしょうか」と・・・。

監督:エルマンノ・オルミ
出演:クラウディオ・サンタマリア、アレッサンドロ・スペルドゥーティ、フランチェスコ・フォルミケッティ
配給:チャイルド・フィルム、ムヴィオラ

公式サイト:http://www.moviola.jp/midori/index.html

 

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

4月23日より、新宿ピカデリーほかにて公開

黄前久美子は中学3年の吹奏楽コンクールで見た高坂麗奈の涙を忘れられないままでいた。
高校に進学した久美子は加藤葉月、川島緑輝に誘われて吹奏楽部に入部するが、肝心な吹奏楽部の演奏はお世辞にも上手とは言えなくて……。しかし、吹奏楽部に新しい顧問・滝昇がやって来たことによって状況は一変する。滝のスパルタ指導に反発しつつも、少しずつ上手くなっていく様子に自信を持つ部員たち。久美子も少しずつではあるが、麗奈との距離を縮めていった。サンライズフェスティバル、コンクールメンバーを決めるオーディション……。数々の試練を乗り越えた吹奏楽部は吹奏楽コンクール京都府大会に臨む――。

監督:石原立也
出演:櫻井孝宏
配給:松竹

公式サイト:http://anime-eupho.com

 

花、香る歌

4月23日より、シネマート新宿ほかにて公開

パンソリが女性には御法度とされた朝鮮時代末期。母を亡くした幼いチェソンは、偶然にも耳にしたパンソリ「 沈清歌シムチョンガ 」のヒロインに自らの人生を重ね合わせ、号泣する。「涙のあとは笑顔になれる。それがパンソリだ。」とチェソンにパンソリ塾< 桐里精舎トンニチョンサ >の創設者シン・ジェヒョ(リュ・スンリョン)は優しく声をかける。チェソンは唄い手になることを決意する。時は流れ、美しい少女へと成長したチェソン(スジ)は下働きをしながら、いまだに夢をあきらめきれずにいた。意を決してジョヒョに「唄いたい」と訴えるも、あしらわれてしまう。ある日、息子が王座に就いたことから政治の実権を握った 興宣大院君フンソンテウォングン が、 景福宮キョンボックン の再建祝いに、 落成宴ナクソンヨン を催すことが告知されると、「宴で認められれば唄で立身出世がかなう」とジェヒョは顔を輝かせる。しかし、貧民の物語を披露することにこだわるジェヒョは、後援者である 両班ヤンバン ※を怒らせ援助が打ち切られてしまう。ほとんどの者が桐里精舎を去り、残ったのは唄の師匠キム・セジョン(ソン・セビョク)、門下生のチルソン(イ・ドンフィ)とヨンボク(アン・ジェホン)の3人だけだった。そんな桐里精舎に戻ってくるチェソン。かつて男装し”チェソク”として入塾したものの、両班の遊びにつきあうジェヒョに失望して一度は去っていたのだった。ついに舞台のチャンスを掴んだチェソンは、見事な唄声で観衆を魅了するが、アクシデントから女であることがばれてしまう。それでも唄い続ける姿に胸打たれたジェヒョは、「山で修業を積み、落成宴にいこう」とチェソンを誘う。1867年、落成宴の審査のためにジェヒョ一行は上京するも、すぐにチェソンが女だとばれて失格に。ジェヒョは女性が唄うことを認めてほしいと大院君に直訴するものの、激しい怒りを買い収監されてしまう。チェソンの尽力により、落成宴への参加を特別に許されるが、“優勝すれば女性初の唄い手に、できなければ師匠ともども打ち首に”という、一世一代の賭けだった――。

監督:イ・ジョンピル
出演:スジ、リュ・スンリョン、ソン・セビョク
配給:CJ Entertainment Japan

公式サイト:http://hanauta-movie.jp

 

カトマンズに散る花

4月23日より、ユーロライブにて公開

第二次世界大戦時、英印軍のゴルカ傭兵(日本軍はグルカ兵と呼んだ)だったスヨグ・ビル(ガネス・マン・ラマ)は、 ビルマ戦線に駐屯し、男の本性を剥き出して生きていた。 しかし日本軍の攻撃の前にあえなく蹴散らされ、ほうほうの体でカトマンズに逃げ帰るが、 その心には癒しがたい傷跡が残された。そんなスヨグ・ビルを戦地から凱旋した英雄だと褒めそやすばかりの飲み友達、 シブラージュ(ジャガット・ラスティア)は、スヨグ・ビルを妹たちに引き合わせたいと 自らの屋敷にスヨグ・ビルを招き入れる。シブラージュの家は、青い花を満開に咲かせたシリスの木立に囲まれた大邸宅だった。シブラージュの妹、次女のサカンバリ(サルミラ・グルン)は、 その家にひきこもって得体の知れない思索に耽る不可解な若い女。 彼女の性格は暗く残酷で、スヨグ・ビルを前にしても意地の悪い冷笑を返すばかりだった。スヨグは、サカンバリに辟易とし、シブラージュのほかの妹たち、 長女のムジュラ(スーザニア・スッバ)や三女のサヌ(アプサラ・カルキ)へと興味を逸らそうとする。スヨグ・ビルとサカンバリは、いくつかの機会に激しく衝突し、 サカンバリは、スヨグ・ビルの戦争犯罪と暴力性を容赦なく暴き立てる。 激しく心を揺さぶられるスヨグ・ビル。 それでいて、ふたりの孤独な魂は、心の奥深くで少しずつ共鳴し始めていた。しかし、戦争体験による傷深い心を抱えたスヨグ・ビルと、 誰からも愛されることを拒み続けるサカンバリとのあいだに生まれた秘めやかな愛の交錯は、 その感情表現ににおいても、その態度と行動においても、痛ましい結果を予感させずにはいないものだった。

監督:伊藤敏朗
出演:ガネス・マン・ラマ、サルミラ・グルン、ジャガット・ラスティア
配給:フィルム・クリエーション・ネパール

公式サイト:http://film-creation-nepal.com/shirish/index.html

 

ずっと前から好きでした。 告白実行委員会

4月23日より、新宿バルト9ほかにて公開

ニコニコ動画やYouTubeなどの動画サイトで作品を発表し、関連動画総再生回数が1億回を超える人気クリエイターユニット「HoneyWorks」が原作の劇場用アニメーションで、同ユニットによる「告白予行練習」「初恋の絵本」「ヤキモチの答え」といった楽曲の世界観をもとに描かれる青春群像劇。桜丘高校3年生の榎本夏樹は、幼なじみの瀬戸口優に片思い中。素直になれない夏樹は、優を「告白の練習相手」だと言い、本当の気持ちを伝えられない。そんなある日、夏樹はクラスメイトの綾瀬恋雪からデートに誘われて……。

監督:柳沢テツヤ
出演:雨宮天
配給:アニプレックス

公式サイト:http://www.honeyworks-movie.jp

 

レヴェナント 蘇えりし者

4月22日より、TOHOシネマズ日劇ほかにて公開

レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。主演のディカプリオとは「インセプション」でも共演したトム・ハーディが主人公の仇敵として出演し、音楽には坂本龍一も参加。撮影監督を「バードマン」に続きエマニュエル・ルベツキが務め、屋外の自然光のみでの撮影を敢行した。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など同年度最多の12部門にノミネートされ、ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にしたほか、イニャリトゥ監督が前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を、撮影のルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルドは、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺してしまう。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然の中を生き延びていく。

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン
配給:20世紀フォックス映画

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/revenant/index.html

 

デスフォレスト 恐怖の森4

4月23日より、ユーロスペースにて公開

フリーホラーゲーム「DeathForest 森からの脱出」を映画化し、巨大顔面妖怪ヨシエと人間の死闘を描いた「デスフォレスト」シリーズの第4作。前作で消滅したはずのヨシエが復活し、人間たちを新たな恐怖に陥れる。主人公・沙織役で「アイドルカレッジ」の冨田樹梨亜が映画初主演を飾り、友人役でヒューマンビートボクサーとして話題のサイボーグかおりが共演。巨大な顔面の妖怪ヨシエを倒したフリー記者の内田一輝。しかし、その過程で唯一の理解者だった畠山が犠牲になってしまう。ヨシエの謎を追う内田は、畠山が残してくれた情報をもとに、ある初老男性が入院している病院を訪ねる。一方、畠山の娘の沙織のもとには、畠山から「預けたものを届けてくれ」というメールが届く。父の無事を信じる沙織は、預かっていたものを届けに行こうとするが……。

監督:鳥居康剛
出演:冨田樹梨亜、君島光輝、サイボーグかおり
配給:NSW

公式サイト:https://www.facebook.com/deathforest.movie

 

アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち

4月23日より、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開

強制収容所解放70周年を記念して制作された作品『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』は、世界が震撼したナチスの戦犯アイヒマンを裁く“世紀の裁判”の制作・放映の裏側を描くヒューマンドラマである。世界がホロコーストを理解するための出発点となった、世界初となる貴重なTVイベントの実現のために奔走した制作チームの情熱と葛藤、信念の物語。これまで一度も語られることのなかった衝撃の実話が今、スクリーンに再現される。

監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演:マーティン・フリーマン、アンソニー・ラパリア、レベッカ・フロント
配給:ポニーキャニオン

公式サイト:http://eichmann-show.jp/index.html#none

 

太陽

4月23日より、角川シネマ新宿ほかにて公開

物語の舞台は 21世紀初頭。バイオテロによって世界にはウイルスが蔓延。太陽の下では生きられないが、若く健康な肉体と高い知能を有する進化した新人類【ノクス(夜に生きる存在)】。太陽の下で自由を謳歌しつつも、暮らしは貧しいままの旧人類【キュリオ(骨董的存在)】。2つの世界で対立しながら生きる2つの人間がどうやって融和していくのか─生きることはどういうことなのかを問いかけていく。主演は若手俳優のなかでも群を抜いた人気と演技力を持つ神木隆之介と門脇麦。神木が演じるのは、キュリオに生まれながらもノクスへの憧れを抱く青年・奥寺鉄彦。『桐島、部活やめるってよ』『るろうに剣心』シリーズ、『神さまの言うとおり』『バクマン。』など話題作への出演が続く神木がさらなる新境地を開いている。一方、門脇が演じるのは鉄彦の幼なじみでノクスへの反感を糧に生きる生田結。彼女もまた『愛の渦』『シャンティデイズ 365日、幸せな呼吸』『アゲイン 28年目の甲子園』とは異なる一面を披露。また、古川雄輝、高橋和也、森口瑤子、村上淳、中村優子、鶴見辰吾、古舘寬治、個性豊かな演技派俳優たちが2人の若き主演を支えている。舞台と映画の融合によって紡ぎ出される『太陽』という名の物語は、SFであり、青春ドラマであり、ラブストーリーであり、究極の家族の物語でもある。あらゆる要素が組み合わさった、誰も出会ったことのないハイブリッド映画が誕生した。

監督:入江悠
出演:神木隆之介、門脇麦、古川雄輝
配給:KADOKAWA

公式サイト:http://eiga-taiyo.jp

 

ドッジボールの真理 code01 伝説のレッドブルマー

4月23日より、下北沢トリウッドにて公開

治験を題材に描いたサスペンス「サル」シリーズや官能ホラー「情事」など、多彩なジャンルを手がけてきた葉山陽一郎監督による、オリジナルのスポ根コメディ。オールグリーンバックで撮影された実写の人物とCGアニメを合成させて描いた。全3部作の第1部。いじめられっ子の中学生・結城真理は、ドッジボールで毎回クラスメイトから標的にされていたが、ある時、「電光石火のレイ」と名乗る謎の美少女に救われる。弱い自分を変えようと私立の女子高へ進学した真理は、自分からドッジボール部を結成して大会に参加し、快進撃を続ける。そんなある日、真理のクラスに一文字レイという美少女が転校してくる。

監督:葉山陽一郎
出演:福永マリカ、和田絵莉、森岡朋奈
配給:シネアスト

 

 

 

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