今週末公開 2016 年7月16日〜

ファインディング・ドリー

7月16日公開

あなたの忘れられない《思い出》は何ですか? それは、何年たっても、どんなことがあっても、決して色あせることのない、かけがえのない宝物…。カクレクマノミのニモのいちばんの親友で、何でもすぐに忘れてしまうドリーが、たったひとつ忘れられなかったもの──それは、小さなころの《家族の思い出》でした。どうして、その思い出だけを忘れなかったのだろう?そして、ドリーの家族はいったいどこに…?謎に包まれた秘密を解く鍵は、海の生き物にとって、禁断の場所=《人間の世界》に隠されていました…。
「ファインディング・ニモ」の奇跡の冒険から1年後の世界を舞台に、ニモとマーリン、そしてカメのクラッシュや、個性豊かな新しい仲間たちも加わり、ドリーの家族を探す感動の冒険が始まります。この夏━━宝石のような美しい世界に包まれた、《忘れられない旅》に出かけてみませんか?

監督:アンドリュー・スタントン
出演:八代亜紀
配給:ディズニー

公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/dory.html

 

 

パーフェクト・ルーム

7月16日より、新宿シネマカリテにて公開

2008年にベルギーで製作され、オランダでもリメイクされたサスペンス「ロフト.」を、オリジナルを手がけたエリク・バン・ローイ監督のメガホンでハリウッドリメイク。「魔法にかけられて」のジェームズ・マースデン、テレビドラマ「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーらが出演する。順風満帆な人生を歩む5人の男たち。彼らは妻に内緒で共同で部屋を借り、それぞれ浮気相手との情事に利用していた。ところがある日、その部屋で女性の死体が発見される。慌てて部屋に集まった5人は、女性の正体や死の真相について議論を続けるうち、互いに疑心暗鬼に陥っていく。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)上映作品。

監督:エリク・バン・ローイ
出演:カール・アーバン、ジェームズ・マースデン、ウェントワース・ミラー
配給:カルチュア・パブリッシャーズ

公式サイト:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2016/

 

 

ハリウッドがひれ伏した銀行マン

7月16日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開

1970年代半ばから1990年代にかけて、アメリカ映画界では新興映画会社の送り出す作品に市場を左右されるケースが頻繁に起きていた。彼らはそれまでのメジャースタジオ映画社にない題材を取り上げ、斬新なキャスティングで注目作品を量産していたのだ。ディノ・デ・ラウレンティス・カンパニー、キャノン、ヘムデイル・ピクチャー、カロルコといった新興映画会社はアメリカ映画界を活性化し、世界中にその名を知らしめた。彼らが生み出した『コンドル』、『キングコング』(1976年版)、『ターミネーター』、『ランボー/怒りの脱出』、『薔薇の名前』、『プラトーン』、『恋人たちの予感』、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』といった作品群は今も愛されているが、こうした作品の製作をサポートしたのが、ひとりのオランダ人銀行マン、フランズ・アフマンだったことは意外に知られていない。本作はアメリカ映画界を陰で支えたアフマンの波乱万丈の軌跡を、本人のインタビューとゆかりの映画人が語る、映画ファン感涙のドキュメンタリーである。映画ビジネスを知るには格好の作品となっている。

監督:ローゼマイン・アフマン
出演:フランズ・アフマン
配給:アークエンタテインメント、東北新社

公式サイト:http://www.hollywoodbk.com

 

 

HiGH&LOW THE MOVIE

7月16日公開

昨年放送されたドラマ「HiGH & LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D〜」。ドラマとしては異例の超豪華キャスト、そして迫力満点のアクションシーンで注目を集めた。このドラマを大画面と大音量の最高の環境で観たいという、皆様の強い要望に応え、急遽、ドラマ総集編を、”2週間限定”で劇場上映が決定!!ラマ未公開シーンや、映画の新映像を盛り込み、コブラ(岩田剛典)・ヤマト(鈴木伸之)・ノボル(町田啓太)の3人を中心に、新たな視点で描く青春ドラマが誕生した!さらに、皆様への感謝を込めて、豪華3大特典をご用意!7月の映画公開へ向けて、加速する一大ビッグプロジェクトから目が離せない!

監督:久保茂昭
出演:AKIRA、青柳翔、高谷裕之
配給:松竹

公式サイト:http://high-low.jp/index.php

 

 

ウソはホントの恋のはじまり

7月16日より、新宿シネマカリテにて公開

恋に不器用な主人公サムを演じるのは「そんな彼なら捨てちゃえば?」のジャスティン・ロング。
サムが恋するバーディー役を演じるのは「アクロス・ザ・ユニバース」でキュートな魅力をふりまいたエヴァン・レイチェル・ウッド。 さらにバーディーのワイルドな元カレ役にブレンダン・フレイザー。サムの元カノで勝ち組女子のサラ役にシエナ・ミラーと、豪華な顔ぶれが脇を固める。また、本作はジャスティン・ロング自身が製作・脚本を手がけ、ニューヨークのトライベッカ映画祭にてプレミア上映され話題に!物語の舞台であるNY・ブルックリンのデートスポットも、見どころのひとつ!

監督:カット・コイロ
出演:ジャスティン・ロング、エバン・レイチェル・ウッド、ブレンダン・フレイザー
配給:「ウソはホントの恋のはじまり」上映委員会

公式サイト:http://www.usokoi.net/#contIntro

 

 

野生のなまはげ

7月16日より、K’s cinemaほかにて公開

300歳のなまはげと11歳の少年の交流を描いたファンタジックコメディ。ある日、野生のなまはげが罠にかかり、捕獲されてしまった。輸送中になんとか逃走したなまはげは、東京近郊のある町に迷い込み、そこで11歳の少年・守と出会う。なりゆきで守の家に暮らすことになるなまはげだったが、守は動物嫌いの母親になまはげが見つからないよう悪戦苦闘。一方のなまはげは性質上、すぐに子どもを脅かしてしまう有り様。そんなある日、ニュースに取り上げられたことがきっかけとなり、悪徳ペットショップ業者になまはげがさらわれてしまう……。監督・脚本は、サラリーマンとして働きながら映画作家として活動し、コメディを中心に短編映画を制作してきた新井健市。

監督:新井健市
出演:中島蓮、ほりかわひろき、長宗我部陽子
配給:フリーライディン グ、ニューシネマワークショップ

公式サイト:http://yaseino-namahage.com/index.html#トレーラー

 

 

大怪獣モノ

7月16日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開

スーパー巨人を演じるのは、人気プロレスラー、飯伏幸太。戦場をマットの上から特撮セットへと移し、鍛え抜かれた肉体と必殺技を武器に怪獣に立ち向かう姿は、特撮ファンのみならず女性プロレス・ファンたちも熱狂させるに違いない。巨大化前の草食系・新田を演じるのは「獣電戦隊キョウリュウジャー」のイケメン・斉藤秀翼。美和を演じるのは雑誌「ポップティーン」のオーディションでグランプリに選ばれた人気モデル・河西美希。新田を誘惑する女スパイ、リサには、DDTマットでも活躍中のタレント兼プロレスラー・赤井沙希。そして日本プロレス界の重鎮、鈴木みのるがドラマのクライマックスをダイナミックに盛り上げる!

監督:河崎実
出演:飯伏幸太、斉藤秀翼、河西美希
配給:アーク・フィルムズ

公式サイト:http://mono-movie.com

 

 

生きうつしのプリマ

7月16日より、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開

「話があるんだ」と思いつめた声で父から呼び出されたゾフィは、ネットのニュースを見せられて唖然とする。そこには、1年前に亡くなった最愛の母エヴェリンに生き写しの女性が映っていた。彼女の名はカタリーナ、メトロポリタン・オペラで歌う著名なプリマドンナで、同じ歌手でもドイツの名もないクラブをクビになったばかりのゾフィとは住む世界の違うスターだ。父はどうしても彼女のことが知りたいと、ゾフィを強引にニューヨークへと送り出す。気まぐれでミステリアスなカタリーナに振り回されながら、彼女と母の関係を探るゾフィ。どうやら母には、家族の知らないもう一つの顔があったらしい──。ヨーロッパで数多くの賞に輝き、日本でもスマッシュヒットを記録した『ハンナ・アーレント』の名匠マルガレーテ・フォン・トロッタと主演のバルバラ・スコヴァが再び手を組んだのは、オペラとジャズで彩られた母と娘のミステリー。舞台はドイツとニューヨーク、水と緑の都の美しい風景と、壮麗なアーチに飾られたMETやセントラルパークが広がる。 スコヴァが一人二役で挑むのは、秘密を抱えたカタリーナとエヴェリン。母を知る旅にでるゾフィには、『帰ってきたヒトラー』のカッチャ・リーマン。そろそろ落ち着くべき年頃なのに、仕事も恋もうまくいかなくて悩むゾフィを洒落たユーモアを添えて演じ、女性たちの共感を呼ぶ。愛し合っていたはずの亡き妻に「復讐される」と口走る父、母の墓に供えられる贈り主不明の花束、記憶を失くしたカタリーナの母親が隠す古い写真──数々の謎が解き明かされ、母の真実の姿が現れる時、くすぶっていたゾフィ心も晴れあがっていく。欠点やあやまち、行き違いや不運も含めて、それが人生の味わい。ミステリーを楽しみながら、生きることを愛する術がいつの間にか見つかる爽快な感動作。

監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ
出演:カーチャ・リーマン、バルバラ・スコバ、マティアス・ハービッヒ
配給:ギャガ

公式サイト:http://gaga.ne.jp/ikipuri/

 

 

彦とベガ

7月16日より、K’s cinemaにて公開

現役の介護士である谷口未央が、自らの経験から書き上げたシナリオが、2013年、伊参スタジオ映画祭(群馬県中之条町)のシナリオ大賞を受賞。翌年、女性監督・谷口未央の長編映画デビュー作『彦とベガ』として完成しました。現代日本の大きな問題となっている老人介護、認知症。本作は、それらを決して悲観的に描くのではなく、老いの先にある“生”に目を向け、“認知症のきらめき”を丁寧にすくい上げています。老夫婦に対して常に優しい眼差しを向けながら、老人介護、認知症の現実を俯瞰的に見据えた描写は、実際にその苦悩に寄り添ってきた介護士だからこそと言えるでしょう。全国各地の映画祭で、「他人事ではない」「切なくて涙があふれた」「人の美しさを感じた」と高い評価を受け、2015年のあいち国際女性映画祭では、フィルム・コンペティション長編フィルム部門のグランプリに当たる《金のコノハズク賞》を受賞。これからが大いに期待される女性監督の誕生となりました。主人公・比古朝雄を演じるのは、大島渚監督『青春残酷物語』や鈴木清順監督『けんかえれじい』など、日本映画史に残る名作に数多く出演する川津祐介。認知症の妻・ことを演じるのは、篠田正浩監督『乾いた花』TVドラマ「赤いシリーズ」などに出演し、近年も着実に女優活動を続ける原知佐子。さらに、これからが期待される若手俳優たちが好演。大ベテランと若手の競演も見どころとなっています。

監督:谷口未央
出演:川津祐介、原知佐子、柳谷一成
配給:ニューシネマワークショップ

公式サイト:http://hiko-vega.com

 

 

X-コンタクト

7月16日より、新宿シネマカリテにて公開

密室の船内で未知の液状生命体に襲われた人々の恐怖を描いたSFスリラー。地球温暖化に関する調査のためトロール船に乗り込み、ベーリング海を航海していた学生たち。やがて、船は海底に沈んでいた旧ソ連の衛星の残骸を引き上げる。その中には凍りついた宇宙飛行士の遺体が入っており、遺体には謎の生命体が寄生していた。生命体は自由自在に姿を変えて船内のあちこちに出現し、学生たちを襲いはじめる。主演は「エイリアン」シリーズのランス・ヘンリクセン。「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」などの特殊メイクを担当したアレックス・ギリスが監督・脚本を手がけた。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)上映作品。

監督:アレック・ギリス
出演:ランス・ヘンリクセン、カミーユ・バルサモ、リード・コラムズ
配給:カルチュア・パブリッシャーズ

公式サイト:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2016/

 

 

マジックユートピア

7月16日より、ユーロスペースにて公開

監督・脚本を務めるのは、熊本県天草・津奈木町を舞台に撮影された前作「NOT LONG, AT NIGHT-夜はながくない-」が第25回東京国際映画祭<日本映画・ある視点部門>に正式出品され、映画以外にも海に浮かぶ廃校を舞台にしたアートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」(2014年度グッドデザイン賞受賞)の局長・ディレクターを務める新進気鋭の映画監督 遠山昇司。監督・コンセプトアーティストを務めるのは、数々のミュージックビデオやCMを手がけ、独自の“美しさ” を様々な方向から表現し、国内外から高い評価を得ている映像業界の鬼才 丹修一。二人独自の映像美と物語が交わることで、誰も見たことのない美しくも儚い映像世界が誕生した。主演は、国内外で高い評価を得ている劇団「ポツドール」の看板俳優で映画、テレビ、CMなど幅広く活躍している熊本出身の俳優 米村亮太朗。ヒロインを演じるのは、2015年に芸能生活25周年を迎え、数多くの監督たちに愛され、女優としての活躍が更に期待される柳英里紗。そして、30数年に渡ってみずみずしく独創的な演劇を展開し続けてきた演劇組織「夜の樹」主宰の和田周。また、小説家の島田雅彦、料理家の青山有紀など多彩な顔ぶれが脇を固め、オーディションで選ばれた二人の高校生(中川天馬、森山みなみ)が本作の鍵となるシーンに登場する。2015年2月に熊本県八代市にてクランクインし、八代市や高森町などの熊本県内と東京にて撮影が行われた。

監督:遠山昇司、丹修一
出演:米村亮太朗、柳英里紗、和田周
配給:マジック・ピクチャーズ

公式サイト:http://magic-utopia.com/#1page

 

 

地球に落ちて来た男

7月16日より、ユーロスペースほかにて公開

ある日宇宙船が地球に落下する。砂漠に降り立った宇宙人は、あまりに美しい容姿を持っていた。その後弁護士のもとを訪れた彼は、人知を超えた9つの特許を元に、弁護士とともに巨大企業を作り上げていく。アメリカのかつての大富豪、ハワード・ヒューズなどを思わせる、彼の奇妙な暮らしが始まり、彼は全米の注目の的となる。一体彼は何をしようとしているのか?彼は何者なのか? もちろんそんな彼の勢威を恐れる者たちもいた。彼の秘密の計画は思わぬ妨害を受け、彼の暮らしは一気に変わる。果たして彼は、故郷の星に戻ることができるのか…

監督:ニコラス・ローグ
出演:デビッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク
配給:bond

公式サイト:http://www.bowiechikyu.jp

 

 

アルビノの木

7月16日より、テアトル新宿にて公開

農作物を荒らす害獣駆除に従事する若者が、山の人たちが長いこと大切にしてきた特別な存在の一頭の白鹿を撃つために、山に分け入っていく。自然体系が破壊され、獣たちが餌を求めて人里に下りてくる。動物が生きていく術を無視し、私たちは彼らを害獣と呼ぶ。昨今話題の害獣駆除に携わる若者の苦悩を描いた本作はまた、自然破壊であったり、これまで積み上げてきた文化をないがしろにすることであったり、雄大な自然にエゴイズムだけでしか対峙できない現代日本社会の記録でもある。出演は金子作品の常連にプロも。ユクに松岡龍平、ナギにモデル出身の新鋭・東加奈子。羊市にアジアで活躍する福地祐介。現代美術家・松陰浩之、いまの日本映画界屈指の女優・山田キヌヲ(『シェアリング』)は金子長編『すみれ人形』に続いての参加。テレビドラマ「ウルトラマン80」など舞台、映画出演多数のベテラン長谷川初範は、ゆうばりファンタで出会った金子の映画への情熱に出演を快諾したという。監督は金子雅和。東京で生まれ育った38歳。長編2作目となる本作で、自然と人間の関係性に対する疑問を集約させ見事に映像化した。厳かな自然は長野県須坂市のほか、群馬県嬬恋村フィルムコミッション、南牧村役場村づくり・雇用推進課、上野村今井挽物工芸社をはじめとする日本各地の協力によって撮影された。

監督:金子雅和
出演:松岡龍平、東加奈子、福地祐介
配給:マコトヤ

公式サイト:http://www.albinonoki.com

 

 

人生は狂詩曲(ラプソディ)

7月16日より、シネマート新宿ほかにて公開

ベルギーを舞台に、欧州決勝大会進出を目指す2つの吹奏楽団。言語が北と南で分かれ、それぞれ自分たちの地域に誇りを持つベルギー国民は、コンクールの勝利にも地元のプライドがかかっていた。見どころは、優勝を争う2つの吹奏楽団の迫力と感動の演奏シーン。そして演奏だけでなく、出演者たちの華麗な“歌声”も注目ポイント。ストーリーをセリフだけでなく、“ミュージカル”としてその歌声で情感豊かに魅せてくれる。果たして彼らは言語の壁を越えて、音楽の力で互いを理解し合うことができるのか?!

監督:フィンセント・バル
出演:アマリリス・アイテルリンデン、アルチュール・デュポン、ジョス・フェルビスト
配給:ファインフィルムズ

公式サイト:http://finefilms.co.jp/rhapsody/

 

 

探偵ホン・ギルドン 消えた村

7月16日より、シネマート新宿ほかにて公開

「高地戦」「建築学概論」のイ・ジェフンが、事件解決率99%を誇る探偵ホン・ギルドンを演じた主演作。母親を殺した憎き相手であり、探偵として20年の間に探すことができずにいた唯一の存在でもある仇敵キム・ビョンドクを追う探偵ホン・ギルドンは、長年の努力の末、ついにビョンドクの居場所をつかむ。しかし、一足先にビョンドクは何者かにさらわれてしまい、ビョンドクの家には彼の孫娘2人が取り残されていた。「おじいさんを探してほしい」と2人に頼まれたギルドンは、再びビョンドクを追跡するが、その先には巨大な闇の組織の存在があった。監督は「私のオオカミ少年」のチョ・ソンヒ。

監督:チョ・ソンヒ
出演:イ・ジェフン、キム・ソンギュン、パク・クンヒョン
配給:CJ Entertainment Japan

 

 

バッド・ブレインズ バンド・イン・DC

7月16日より、渋谷HUMAXシネマほかにて公開

アメリカン・ハードコア/パンクの最重要・最速のバンド、BADBRAINSを追っ た、2012年製作のドキュメンタリー映画が遂に日本初上陸。1976年ワシントンDCにて結成、当初はジャズ、フュージョンバンドとしてスタートするも、1978年、セックス・ピストルズ、ダムドなどのロンドンパンクの影響を浴び、ラモーンズの4thアルバム「ROAD TO RUIN」収録の楽曲「BAD BRAIN」から得た名に改名し生まれ変わったBADBRAINS。そのあまりに激しいライヴによりワシントンDCのライヴハウスシーンから締め出しを食らったという凄まじい伝説や、パンクとレゲエを縦横無尽に行き来するという唯一無二のスタイルを確立してその後の多くのバンドに絶大な影響を与え続けている、アメリカのロック史にその名を刻む重鎮バンドである。本作はそんなBAD BRAINSの2007年のツアーの模様を軸に、バンドの歴史も追っていく、同バンド史上初のドキュメンタリー映画。監督はRAMONESのギタリスト、ジョニー・ラモーンのトリビュート映画となった『TOO TOUGH TO DIE』(2006年)を手掛けたマンディ・スタイン、製作・編集は『悪魔とダニエル・ジョンストン』(2005年)のタイラー・ハビーが担当。2007年頃から本作の制作のニュースは出回っていて、5年を経て2012年に完成、米国各地の映画祭で上映されていたが、何故か日本には輸入されてこなかった。その理由は誰も知り得ないことだが、制作開始から約10年を経て、遂に日本にやってきたのだ。なお、映画『AMERICAN HARDCORE』(2006年)を手掛けたポール・ラックマンからの提供された貴重な80年代のライヴ映像とともに、BAD BRAINSの楽曲が計45曲全篇にちりばめられている。

監督:マンディ・スタイン、ベンジャミン・ローガン
出演:H.R.、ドクター・ノウ、ダリル・ジェニファー
配給:ビーズインターナショナル

公式サイト:http://badbrains.jp

 

 

AMY エイミー

7月16日より、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開

2011年7月23日に急逝したエイミー・ワインハウス。映画『AMY エイミー』は、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーやトニー・ベネットらがその歌声を絶賛、レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、アデルら多くのミュージシャンたちにリスペクトされ、世界中の音楽ファンに愛された彼女の生涯を描いた傑作ドキュメンタリー映画。1983年、イギリスのユダヤ系家庭に生まれたエイミーは、10代でレコード会社と契約を結び、弱冠20歳で完成させたデビュー・アルバム『Frank』で大きな評価を得た後、続くセカンド・アルバム『Back To Black』が全世界1200万枚のセールスを記録、シングル「Rehab」も大ヒットし2008年のグラミー賞で5部門受賞を成し遂げた若き天才シンガーです。幼少期からジャズに親しみ、ダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーン、トニー・ベネット、キャロル・キング、ジェイムス・テイラーらの音楽を聴いて育ったエイミーは、思春期にニューソウル、ヒップホップ、カリビアン・ミュージックとの衝撃的な出会いを経験。50年代のジャズ、60年代のソウル・ミュージックをアップデートしたサウンドにのせられたグルーヴ感満載の彼女のヴォーカルは、一度聴いたら忘れられません。映画では全編を通して彼女の楽曲が流れ、ブルーノ・マーズなどをプロデュースするマーク・ロンソンやアメリカ音楽界の大御所トニー・ベネット、ラッパーのヤシーン・ベイ(元モス・デフ)らが出演。本物のミュージシャンとしてのエイミーの魅力を解き明かします。

監督:アシフ・カパディア
出演:エイミー・ワインハウス、ミッチ・ワインハウス、マーク・ロンソン
配給:KADOKAWA

公式サイト:http://amy-movie.jp/index.html

 

 

ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」

7月16日公開

人気アニメ「ポケットモンスター」劇場版の通算19作目で、2015年からスタートしたテレビアニメシリーズ「ポケットモンスターXY&Z」初の劇場版。空から突然降ってきた人間嫌いのポケモン・ボルケニオンと不思議な鎖でつながれてしまったサトシは、ボルケニオンに引きずられる形で超カラクリ都市・アゾット王国にたどり着く。そこでは、大臣のジャービスが人造ポケモン・マギアナに宿るといわれている未知の力「ソウルハート」を利用し、王国の支配をたくらんでいた。つながれたままのサトシとボルケニオンは、力を合わせマギアナ救出に挑む。ボルケニオン役にアニメ声優初挑戦となる市川染五郎。

監督:湯山邦彦
出演:あばれる君
配給:東宝

公式サイト:http://www.pokemon-movie.jp

 

 

太陽の蓋

7月16日より、ユーロスペースにて公開

東日本大震災~福島原発事故が起きた3月11日からの5日間。原発事故の真相を追う新聞記者をキーパーソンとし、そして当時菅直人政権であった官邸内、さらに東京や福島で暮らす市井の人の姿を対比させて描く本作。
菅内閣の政治家は全て実名で登場させ、原発事故の経過や対応を事実に沿って丹念に追う。情報が錯そうする中、極度の緊張感にあった人間ドラマを描き、官邸内部のリアルな様子を浮かび上がらせる。原発と共に生きて来た福島の人々の葛藤、事故発生によって翻弄されるマスコミや東京に暮らす人々を切り取ることで原発と日本人の姿を俯瞰的に捉えている。

監督:佐藤太
出演:北村有起哉、袴田吉彦、中村ゆり
配給:太秦

公式サイト:http://taiyounofuta.com/introduction.html

 

 

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり

7月16日より、新宿シネマカリテにて公開

「ミッション:インポッシブル」シリーズなどで活躍するイギリス人俳優サイモン・ペッグが主演と製作総指揮を手がけたロマンティックコメディ。恋人もおらず孤独な毎日を送っていた30代女性ナンシー。ある日彼女は、他の女性とブラインドデートするはずだった40代の男性ジャックにデート相手と勘違いされ、言い出せないままジャックと一緒に過ごすハメに。意外にも意気投合する2人だったが、やがて人間違いだったことが発覚すると、ジャックは本来のデート相手に会いに行ってしまい……。ナンシー役に「ミリオンダラー・アーム」のレイク・ベル。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)で劇場公開。WOWOWでは「マン・アップ! 恋のロンドン狂騒曲」のタイトルで放映。

監督:ベン・パルマー
出演:サイモン・ペッグ、レイク・ベル、ロリー・キニア
配給:「マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり」上映委員会

公式サイト:http://www.albatros-film.com/movie/man-up/

 

 

暗殺

7月16日より、シネマート新宿ほかにて公開

日本統治下時代の韓国を舞台に、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが最強のスナイパー役に扮したサスペンス。1933年、韓国臨時政府は日本政府要人と親日派を暗殺するため、独立軍最高のスナイパーと言われるアン・オギュンら3人から成る暗殺団を上海に召集する。しかし、暗殺団を招集した臨時政府の警務隊長ヨム・ソクチンは、裏で日本政府の密偵としての顔も持っており、「ハワイ・ピストル」と呼ばれる殺し屋に暗殺団の殺害を依頼。ヨムの画策を知らぬアンらは、暗殺実行のため上海から京城へと送り込まれる。アン・オギュン役をチョン・ジヒョンが演じ、警務隊長役を「新しき世界」のイ・ジョンジェ、殺し屋ハワイ・ピストル役を「テロ,ライブ」のハ・ジョンウがそれぞれ演じる。監督は「10人の泥棒たち」のチェ・ドンフン。

監督:チェ・ドンフン
出演:チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ
配給:ハーク

公式サイト:http://www.ansatsu.info/index.html

 

 

いしぶみ

7月16日より、ポレポレ東中野ほかにて公開

昭和 44 年(1969年)、広島テレビで放送された「碑」(いしぶみ)。名女優・杉村春子を語り部として制作されたこの作品は、多くの人々の心を震わせ、芸術祭優秀賞やギャラクシー賞などを受賞しました。そして戦後70周年を機に、この不朽の名作が現代によみがえります。監督は、『そして父になる』でカンヌ国際映画祭審査員賞をはじめ数々の賞に輝いた是枝裕和。語り部には、広島市出身の女優・綾瀬はるかが挑みます。『海街 diary』に続き、是枝監督とタッグを組む彼女が、「遺族の手記」を切々と、静かに読み上げます。本作の舞台を務めたのは、劇団☆新感線や野田秀樹氏、三谷幸喜氏など、第一線で活躍する演出家の舞台美術を手掛けている堀尾幸男。想像力を掻き立てる舞台セットが朗読を引き立てます。そして、ジャーナリストの池上彰が遺族やその関係者へのインタビューを通して、70 年を経てなお残る「物語」の続きを伝えます。

監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか、池上彰
配給:広島テレビ

公式サイト:http://ishibumi.jp

 

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