今週末公開 2016 年6月10日〜

シークレット・アイズ

6月10日より、TOHOシネマズシャンテほかにて公開

第82回アカデミー外国語映画賞を受賞した2009年のアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」を、ジュリア・ロバーツ&ニコール・キッドマンという2人のオスカー女優の初共演でハリウッドリメイクしたサスペンススリラー。02年、ロサンゼルス。FBI捜査官レイは、殺人事件発生の報を受け現場に駆けつける。被害者は、仕事上のパートナーで親友でもある検察局捜査官ジェスの娘で、捜査に乗り出したレイとエリート検事補クレアはやがて容疑者を特定するが、FBI内部の事情により、真相は闇に葬られてしまう。それから13年後、事態は急展開を迎え、驚きの真実が浮かび上がる。犯人逮捕に執念を燃やす捜査官レイ役に「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォー。ジェス役をロバーツが、クレア役をキッドマンがそれぞれ演じた。「ニュースの天才」のビリー・レイが監督・脚本。

監督:ビリー・レイ
出演:キウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマン
配給:キノフィルムズ

公式サイト:http://secret-eyes.jp

 

 

サブイボマスク

6月11日公開

日本中、どこにでもある田舎町。人影まばらなシャッター商店街。 ほとんど死にかけた地元に何とか笑顔を取り戻そうと、熱血青年団員の春雄はある日、覆面レスラーだった父の形見をかぶり、ミカン箱の上で立ち上がってマメカラ片手に“1人ライブ”を始める。 感動で“心のトリハダ”を呼び覚ます謎のシンガー、その名も「サブイボマスク」! 熱すぎる魂を持った男が、“町おこし”ならぬ“人おこし”で住民の心にもう一度火を灯すハートフル“自虐”コメディーの決定版! 圧倒的リアリティーと卓越した笑いのセンスで主人公・春雄を演じるのは、 本作が初主演となるファンキー加藤。 また天使のようにピュアな心を持つ春雄の相棒・権助を小池徹平、 元カノで勝ち気な出戻りシングルマザー・雪を平愛梨が演じるほか、 温水洋一、斉木しげる、いとうあさこ、大和田伸也、泉谷しげるなど コメディーを知りつくした芸達者たちがガッチリと脇を固めた。制作チームは人気シリーズ「秘密結社 鷹の爪」でおなじみのDLE。 お茶目なキャラクターと迫真の実写を絶妙にミックスさせじわじわしみる独特のユーモアと胸アツのメッセージで観る人の心に最高の「サブイボ」を呼び覚ます。 歌と笑いでニッポンの現実を見つめる新たな問題作、ここに登場!

監督:門馬直人
出演:ファンキー加藤、小池徹平、平愛梨
配給:東映

公式サイト:http://www.sabuibomask.com

 

 

知らない町

6月11日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開

監督は長編一作目「人はいない」がロッテルダム国際映画祭にて正式出品され、今回が三作目の大内伸悟。本作は自主製作でありながら商業作品と肩を並べ、第27回「東京国際映画祭」日本映画スプラッシュ部門に正式出品され、第15回「TAMA NEW WAVE」コンペティション部門にて準グランプリにあたる特別賞を受賞。審査員の西ヶ谷寿一プロデューサー(「ディストラクション・ベイビーズ」「私の男」など)と日向朝子監督(「好きっていいなよ。」など)から絶賛された。主人公の板橋優二を演じたのは柳沢茂樹。木村文洋監督最新作「息衝く」(2016年公開予定)主演、アミール・ナデリ監督「CUT」に出演、近年では水素74%、ワワフラミンゴなど、演劇作品でも多く見られる。かつての恋人を失い共に暮らしていた部屋や訪れた場所にその影を追う女性・中沢亮子役に細江祐子。山下敦弘監督「バカのハコ船」で鮮烈なデビューを飾り、西村晋也監督「Sweet Sickness」では主人公の姉役を演じている。その他に、冨永昌敬監督「ローリング」での怪演が記憶に新しい松浦祐也。緒形貴臣監督「子宮に沈める」主演の伊澤恵美子が脇を固める。商業映画ではなかなか見ることのできないチャレンジングなストーリー展開は観るものを混乱と混沌へ誘い込む。フィクションの新たな側面を追求した作品となっている。

監督:大内伸悟
出演:柳沢茂樹、細江祐子、松浦祐也
配給:clown film

公式サイト:http://unknowntown.com

 

 

夏美のホタル

6月11日公開

主人公・夏美は、写真学校の同級生たちが実力を評価されていくなか、一向に手ごたえが感じられず、やり場のない焦燥感を抱えていた。同じ学校に通う恋人との仲も、最近はどうもうまくいかない。ある日夏美は、現実から逃れるように、父の形見のバイクに乗って思い出の森へと向かう。森の近くで立ち寄った黄色い看板のよろず屋、“たけ屋”。年老いた母と息子が営むその店でひと夏を過ごすことに。彼らの飾らない優しさに触れ、夏美が見つけたものは…。微妙な感情に日々揺れるヒロイン・夏美を演じたのは、第58回ブルーリボン賞主演女優賞、第39回 日本アカデミー賞優秀主演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞し、若手のホープとしてめざましい活躍をみせる有村架純。人生の転機を迎えようとする女性の心情を、見事に演じている。夏美の恋人・慎吾には工藤阿須加。そして、心優しい親子、ヤスばあさんには吉行和子、通称 地蔵さんに光石研、いわくありげな仏師に小林薫。彼女を取り巻く俳優陣は、滋味ある演技派たちが揃った。監督は、「ヴァイブレータ」「余命1ヶ月の花嫁」「ストロボ・エッジ」「娚の一生」と、様々なジャンルの作品を巧みに手がけ、数多くのヒット作を世に贈り出している廣木隆一。原作は吉永小百合主演「ふしぎな岬の物語」の原作ほか数々の小説、エッセイ、絵本を手がける人気作家、森沢明夫。最後を締めくくるのはYouTubeで人気沸騰中の女性シンガーUru。満を持して本作の主題歌でメジャーデビューする。その透明感のある切ない歌声は、作品の世界観を見事に表現している。 それぞれの出会いにより、想いが繋がれ、人生が動き出す。 あたたかい涙が流れる、やさしい作品が生まれました。

監督:廣木隆一
出演:有村架純、工藤阿須加、淵上泰史
配給:イオンエンターテイメント

公式サイト:http://natsumi-hotaru.com/index.html

 

 

白鳥麗子でございます! THE MOVIE

6月11日より、シネマート新宿ほかにて公開

これまでにも数度にわたって映像化されてきた鈴木由美子の大ヒットコミックを、河北麻友子主演で20年ぶりに再映像化したテレビドラマの劇場版。愛する哲也と一緒に地元の静岡県下田市に帰省した麗子。しかし下田では、白鳥家が関わるリゾート開発計画に哲也の父ら地元の漁師たちが反対しており、両家は対立関係にあった。そんな中、それぞれの前に新たな恋のライバルが出現し……。人気ユニット「BOYS AND MEN」のメンバーたちが共演し、主題歌も担当。麗子に振り回されながらも離れられない哲也役をリーダーの水野勝がテレビドラマ版に引き続き演じるほか、劇場版から登場するクールな御曹司役で同じくメンバーの小林豊も参加する。

監督:久万真路
出演:河北麻友子、水野勝、小林豊
配給:エスピーオー

公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/shiratori/index.html

 

 

SING LIKE TALKING LIVE MOVIE Strings of the night

6月11日より、角川シネマ新宿ほかにて公開

佐藤竹善、藤田千章、西村智彦によるバンド「SING LIKE TALKING」のライブフィルム。デビュー30周年へのカウントアップ企画として2015年10月に昭和女子大学人見記念講堂で行われた「SING LIKE TALKING Premium Live 27/30 シング・ライク・ストリングス」の模様を収録。ツアーに参加するミュージシャンとともに、ストリングスのアレンジやサウンド作りなどに向き合う3人の姿を、実際のライブ映像やインタビューも交えながら映し出し、「SING LIKE TALKING」のライブがどのように作られていくのかをひも解く。

監督:野田真也
出演:佐藤竹善、藤田千章、西村智彦
配給:ユニバーサル コネクト

 

 

 

エターナル・マリア

6月8日より、ユーロライブにて公開

AVの仕事を純粋に愛した、ごく普通の女の子の愛と家族の物語。7人の女優が主人公のAV女優 葵マリアを演じる異色の日本映画。田舎から上京し東京でAV女優の仕事を始めたマリア。なじみのない街で彼女は様々な男優と体を重ねていく。彼女は何を思い、どこに向かって行くのか。監督はこれがデビュー作となる映像作家の阪本武仁。助監督として、堤幸彦監督、生野慈朗監督、吉田康弘監督、中島哲也監督などの作品に参加。並行して、グラビア、ヌードイメージ作品のディレクション、プロデュースを数多く行って来た。本作は、阪本武仁がヌードイメージの仕事を通して知り合った多くの女優から聞いた実話を元に、脚本家 中愛太郎と共同でシナリオを執筆。主演には、AV業界のみならず、TVや映画、文筆で絶大な人気を集める紗倉まな、星美りか、丘咲エミリ、板野有紀、武藤つぐみ、長谷川しずく、檸檬.らが出演。相手役には、映画や舞台で活躍中の演技派俳優、昭和芸能舎のゆかわたかし、文学座の釆澤靖起。他、子供鉅人のキキ花香、範宙遊泳の大橋一輝、西村順子、栗林里莉、ナカムラユーキ、山田伊久麿、河野智典ら名バイプレーヤーが集結。プロデューサーは「アイドル・イズ・デッド〜ノンちゃんのプロパガンダ大戦争〜」の南 陽。音楽はエレクトロニカ・ミュージックの異才、ULUことHiroshi Tateyamaによるアンビエントサウンド。

監督:阪本武仁
出演:紗倉まな、星美りか、板野有紀
配給:アリエルガーデン

公式サイト:http://eternal-maria.com

 

 

ノック・ノック

6月11日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開

『ホステル』で世界を圧倒し、『食人族』をモチーフに監督した『グリーン・インフェルノ』でホラー映画界の頂点に上りつめたイーライ・ロスが『スピード』、『マトリックス』シリーズでハリウッドきってのアクションスターとなったキアヌ・リーブスを主演に迎え、新たに解き放つ衝撃のヴィジット・スリラー!平和で理想的な家庭を築いた良き父親エヴァン。彼は、家族が留守にしている間に突然訪ねてきた妖艶な美女ジェネシスとベルの誘惑に負けたことで、絶望の淵へと追い込まれて行く。一晩の快楽から一転して、理不尽なまでの破壊と暴力を振るう彼女たちの目的とは一体何なのかー。そしてエヴァンの運命はー!?主人公のエヴァンを演じるのは2015年日本公開の『ジョン・ウィック』が熱烈に話題となったキアヌ・リーブス。本作にはプロデューサーとしても参加し、キアヌ・リーブス史上、誰も見たことのない演技に挑戦!エヴァンを誘惑し、絶望の淵に追い込む美女ジェネシスを演じるのは『グリーン・インフェルノ』で初主演を務め、注目を集めたロレンツァ・イッツォ。ジェネシスとともにエヴァンを貶める金髪美女のベルを新星アナ・デ・アルマスが務め、妖艶な体当たり演技で魅了する!

監督:イーライ・ロス
出演:キアヌ・リーブス、ロレンツァ・イッツォ、アナ・デ・アルマス
配給:東京テアトル

公式サイト:http://knockknock-movie.jp

 

 

エクス・マキナ

6月11日より、シネクイントほかにて公開

本年度アカデミー賞®にて『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』などの並み居る大作を退け、見事に視覚効果賞を受賞した『エクス・マキナ』が待望の日本公開決定!美しい女性型ロボット“エヴァ”には、『リリーのすべて』で本年度アカデミー賞®助演女優賞を受賞、『ジェイソン・ボーン』ではヒロイン役を務めることが決定し、ルイ・ヴィトンのアンバサダーとしても活躍するなど、今最も旬な女優として注目を集めるアリシア・ヴィキャンデル。また、“ブルーブック”プログラマーのケイレブには、『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』でタイムトラベル能力を持つ主人公のティムを演じ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではファースト・オーダーを指揮するハックス将軍に抜擢されるなど、実力派俳優として活躍するドーナル・グリーソン。そして、“ブルーブック”社長のネイサンには、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』でゴールデングローブ賞を始め数々の映画賞にて主演男優賞にノミネートされ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではレジスタンスで宇宙一のパイロットであるポー・ダメロンを演じるなど、演技派俳優として名高いオスカー・アイザック。さらに、本作で監督デビューを果たし、本年度アカデミー賞®脚本賞にノミネートされたのは、『28日後…』『わたしを離さないで』では脚本を務めるなど、数多くの話題作を手掛けているアレックス・ガーランド。VFXを駆使したスタイリッシュなビジュアルと、登場人物も場所も限定されたミニマムなストーリーテリングで、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦を描いた、全てがアップデートされた最新のSFスリラーが遂に解禁!

監督:アレックス・ガーランド
出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ビカンダー、オスカー・アイザック
配給:パルコ

公式サイト:http://www.exmachina-movie.jp/index.html

 

 

モラトリアム・カットアップ

6月11日より、テアトル新宿ほかにて公開

弱冠23歳の柴野太朗監督が手がけ、2015年、インディーズ映画の登竜門として知られる第9回田辺・弁慶映画祭で最高賞の弁慶グランプリを受賞した短編作品。文学や音楽において、フレーズをバラバラにして組み立て直す「カットアップ」という技法を題材に、巧みな編集技法で、過去と現在、虚構と現実を交錯させて描いた。アナログ人間なフミヤは、いつもの喫茶店に幼なじみたちと集い、変わらぬ日常を過ごしていた。やがて地上アナログ放送は終了し、就職活動、恋愛、スマホなどフミヤは全てのことにおいて、周囲から取り残されていることに気付く。

監督:柴野太朗
出演:守利郁弥、大石晟雄、竹林佑介
配給:モラトリアム・カットアップ製作委員会

公式サイト:http://www.moratoriumcutup.com

 

 

裸足の季節

6月11日より、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開

2015年カンヌ国際映画祭監督週間に出品されるや、これが長編デビュー作と信じがたいほど卓越した構成力と美しい映像、5人姉妹を演じる少女たちの溢れんばかりの存在感が各国マスコミに絶賛され話題を集めた、デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督作『裸足の季節』。同映画祭でヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞後、世界中の映画祭を席巻し、観客賞と主演女優賞を中心にあまたの賞を次々に獲得、ついにはトルコ出身の女性監督によるトルコ語作品ながら、同年のカンヌ映画祭パルムドール受賞作『ディーパンの闘い』(ジャック・オディアール監督)などの並みいる強豪を押しのけてアカデミー賞®フランス映画代表に選ばれ、ついには同外国語映画賞にノミネートされた。自国語以外の作品がフランス代表となったのは『黒いオルフェ』(59)以来、実に56年ぶり2度目の快挙である。トルコ・アンカラで生まれ、フランス・パリで映画を学んだデニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの長編デビューとなる本作は、彼女が少女時代に実際に体験した出来事が投影されており、脚本も手がけている(アリス・ウィノクールと共同)。撮影中は自身の妊娠と重なっていたが無事クランクアップ。完成とともに快進撃を展開し、米バラエティ誌が選ぶ「注目すべき映画監督10人」に選出された、気鋭の女性監督である。

監督:デニズ・ガムゼ・エルギュベン
出演:ギュネシ・シェンソイ、ドア・ドゥウシル、トゥーバ・スングルオウル
配給:ビターズ・エンド

公式サイト:http://bitters.co.jp/hadashi/index.html

 

 

さとにきたらええやん

6月11日より、ポレポレ東中野ほかにて公開

大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり活動を続ける「こどもの里」。
“さと”と呼ばれるこの場所では0歳からおおむね20歳までの子どもを、障がいの有無や国籍の区別なく無料で受け入れています。地域の児童館として学校帰りに遊びに来る子や一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子だけでなく、子どもの親たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、貴重な地域の集い場として在り続けてきました。本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも力強く成長していく子どもたちと、彼らを支える職員たちに密着。子どもたちの心の揺れ動きを見つめながら、子どもも大人も抱えている「しんどさ」と格闘する人々の切実な姿を描き出しました。人と人とが関わり合うコミュニケーションが希薄になり、地域のコミュニティが失われつつある現在の日本。大阪市西成区釜ヶ崎は今でも日雇い労働者が集う喧噪の街ですが、昨今ではあまり見られない、地域内のコミュニケーションが現存している街でもあります。「こどもの里」はそんな釜ヶ崎の子どもたちにとって大切な“居場所”です。子どもたちを巡る状況が急激に変化している今、あらためて注目されている「こどもの里」の取り組みは、これからの社会を歩む私たちに子どもも大人も安心できる“居場所”とは何か、問いかけています。

監督:重江良樹
配給:ノンデライコ

公式サイト:http://www.sato-eeyan.com/#link02

 

 

月光

6月11日より、K’s cinemaにて公開

日本のみならず世界的に人権問題として取り組まれている「性暴力被害」。前作『風切羽』で、2013年全州国際映画祭インターナショナル・コンペティションBest Picture Prizeを受賞した小澤雅人監督待望の最新作は、この問題に真っ向から向き合い、人間の尊厳と希望を描くことに挑む。主演の新鋭・佐藤乃莉、石橋宇輪が全身全霊をかけて演じているのは勿論、遠山景織子、黒沢あすか、美保純らテーマに賛同した俳優陣が参加。プロデューサーに木滝和幸(『ローリング』)、撮影に谷川創平(『ヒミズ』)など、日本映画の最前線で活躍しているスタッフが作品を支える。また主題歌を人気急上昇中の女性5人組ロックバンド「Drop’s」が担当し、早くも音楽シーンで話題を呼んでいるのにも注目。

監督:小澤雅人
出演:佐藤乃莉、石橋宇輪、古山憲太郎
配給:マグネタイズ

公式サイト:http://www.gekko-movie.com/index.html#home

 

 

純情

6月11日より、TOHOシネマズ新宿ほかにて公開

主人公のボムシルを演じるのはドラマ「大丈夫、愛だ」での名演技が話題となり、若き次世代俳優として注目を浴びる D.O.(EXO)。
そして、ボムシルが想いを寄せるヒロイン・スオク役を、最高視聴率46.1%を記録したドラマ「太陽を抱く月」で、見事名子役から演技派女優として転身を遂げたキム・ソヒョンが熱演。今最も旬な若手俳優が、等身大の高校生役をみずみずしく演じる。生まれつき足の不自由なスオクを不器用ながらも一途に支える、ひたむきで純粋なボムシルのキャラクターは正しくD.O.本人に重なる。そんな純粋さゆえに、ビニール傘越しにキスをするという初々しすぎる“ビニキス”は必見。気持ちをうまく伝えられない初恋のもどかしさと、泣けるほどに熱くて真っ直ぐな仲間たちとの友情に、きっと涙する。

監督:イ・ウンヒ
出演:D.O.、キム・ソヒョン、イ・ダウィ
配給:エイベックス・ピクチャーズ

公式サイト:http://junjo-movie.jp

 

 

64 ロクヨン 後編

6月11日公開

『半落ち』『クライマーズ・ハイ』など数々の傑作を生み出してきた横山秀夫が7年ぶりに世に放った衝撃作『64(ロクヨン)』は、2012年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2013年「このミステリーがすごい!」第1位などに輝き、瞬く間に文壇を席巻した。そんな究極のミステリーが、日本映画界を代表する超豪華オールスターキャストによって、前後編2部作のエンタテインメント超大作『64—ロクヨン—前編/後編』として、ついに映画化。かつては刑事部の刑事、現在は警務部の広報官として、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む主人公・三上義信に、日本映画界が誇る名優・佐藤浩市。三上の部下として奔走する広報室係長・諏訪に綾野剛。諏訪と共に三上を支える広報室婦警・美雲に榮倉奈々。広報室と対立する県警記者クラブを取りまとめる東洋新聞キャップ・秋川に瑛太。「ロクヨン」事件被害者の父・雨宮芳男を永瀬正敏。三上の刑事時代の上司で、かつて「ロクヨン」追尾班長も務めた捜査一課長・松岡勝俊に三浦友和。そのほか、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、などベテランから若手まで主演級の俳優陣が、いずれも物語の重要な役柄として出演。さらに、エンディングで流れる主題歌「風は止んだ」を担当したのは小田和正。そして、『ヘヴンズ ストーリー』(2010年)で「第61回ベルリン国際映画祭」国際批評家連盟賞を受賞するなど世界的にもその実力が評価されている鬼才・瀬々敬久が監督を務めた。主人公・三上義信は、警察という組織の中で生きる個人としての葛藤を背負い込みながら、広報官として常にマスコミからの外圧にも晒されている。さらには父親として、娘の家出失踪という家族の問題も抱えながら。そんな三上が、「ロクヨン」事件の真相に辿り着いた先に見たものとは―映画『64—ロクヨン—前編/後編』は、「ロクヨン」事件の真相を巡る究極のミステリーであることはもちろん、三上を取り巻くすべての登場人物たちの心情が複雑に絡み合う重厚な人間ドラマである。そして、原作とは異なる映画ならではのエンディングに、見る者すべてが慟哭する。

監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々
配給:東宝

公式サイト:http://64-movie.jp

 

 

シチズンフォー スノーデンの暴露

6月11日より、シアター・イメージフォーラムほかにて公開

アメリカ政府のスパイ行為を告発したエドワード・スノーデンによる一連の事件のはじまりと真相に迫ったドキュメンタリー。第87回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した。2013年、ドキュメンタリー映画作家であるローラ・ポイトラスに接触をしてきた者がいた。重大な機密情報を持っていると、香港でのインタビューの現場に現れたのが、元CIA職員のエドワード・スノーデンだった。スノーデンの口から語られたのはアメリカ政府によるスパイ行為の数々。世界各国の要人、さらに一般国民の電話やインターネット等をも傍受しているという驚くべき真実だった。

監督:ローラ・ポイトラス
出演:エドワード・スノーデン、グレン・グリーンウォルド、ローラ・ポイトラス
配給:ギャガ・プラス

公式サイト:http://gaga.ne.jp/citizenfour/

 

 

マネーモンスター

6月10日公開

全米で高視聴率を誇る財テクバラエティ番組「マネーモンスター」がジャックされた。番組視聴者同様、観客は緊迫した事件とその裏側に潜む真実を目撃することになる。主演ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、監督ジョディ・フォスターという超豪華スターが競演するリアルタイム・サスペンス大作。史上空前の犯罪事件の生放送。そこで暴かれる真実とは――ジャックされた生番組、緊迫するコントロール・ルーム、刻々と変わるシチュエーション、そして仕組まれた罠。全視聴者の目の前で暴かれる、衝撃の真実とは――?最悪の事態を避けようとするコントロール・ルームと犯人との攻防、そこに警察が介入しさらに複雑になっていくシチュエーションの中で生まれるリアルなスリル。それは、やがて訪れるクライマックスまで劇中の視聴者と同様、観客の目を釘づけにする。さらにハリウッドの才女ジョディ・フォスターらしく金融の闇、格差社会などの社会的メッセージも込められ、エンタテインメントと知的興奮が融合された超一級のハリウッドパワーが結集。前代未聞、未体験のスリルの行方に注目せよ!主演のTVパーソナリティ役を務めるのはアカデミー賞俳優ジョージ・クルーニー。本作のプロデューサーも務めている。番組ディレクター役にアカデミー賞女優ジュリア・ロバーツ。このふたりの共演は『オーシャンズ12』(2005)以来、実に11年ぶりとなる。番組をジャックする男カイル役には、アンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』(2014)の主演に抜擢された25歳のイギリス人俳優ジャック・オコンネル。そして監督は、『リトルマン・テイト』(1991)、『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』(1995)、『それでも、愛してる』(2011)に続く監督映画4作目となるジョディ・フォスター。モンスター級の俳優&監督が、手に汗握る衝撃のサスペンスを描く。

監督:ジョディ・フォスター
出演:ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、ジャック・オコンネル
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

公式サイト:http://www.moneymonster.jp/splash/

 

 

教授のおかしな妄想殺人

6月11日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて公開

並外れた変人と評判の哲学科教授エイブ(ホアキン・フェニックス)が、アメリカ東部の大学に赴任してくる。若い頃は政治活動やボランティアに熱中し、世界中を飛び回ったエイブだが、今では学問にも恋愛にも身が入らず、慢性的に孤独な無気力人間になっていた。そんなある日、たまたま立ち寄ったダイナーで迷惑な悪徳判事の噂を耳にした瞬間、エイブの脳裏に突拍子もない考えがひらめく。それは誰にも疑われることなく、自らの手で判事を殺害するという完全犯罪への挑戦。すると、あら不思議、奇妙な“生きる意味” を発見したエイブはたちまち身も心も絶好調となり、ひたすら憂鬱だった暗黒の日常が鮮やかに色めき出す。一方、エイブに好意を抱く教え子ジル(エマ・ストーン)は、まさか彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、ますます恋心を燃え上がらせていくのだが……。

監督:ウッディ・アレン
出演:ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン、パーカー・ポージー
配給:ロングライド

公式サイト:http://kyoju-mousou.com

 

 

ラザロ・エフェクト

6月11日より、新宿バルト9ほかにて公開

全世界で絶賛された日本の寿司職人を追ったドキュメンタリー映画『二郎は鮨の夢を見る』(11)のデヴィッド・ゲルブ監督最新作はなんと絶叫ホラー映画。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ『インシディアス』(10)『パージ』(13)などの人気オリジナルホラーシリーズや、受賞歴のあるドラマ映画『セッション』(14)などヒット作品を生み出しているブラムハウス・プロダクションズとタッグを組んだ本作は、全米初登場5位、全世界28カ国初登場トップ10入りし全世界で大ヒットを記録。常に新たなホラー作品を送り出してきたブラムハウス・プロダクションズが今回挑戦したテーマは「死者を蘇らせる」こと。死後間もない人間を蘇生することが出来る“ラザロ血清”を発見した研究チームが、実験中の事故により一員を失う。期せずして人間の被験者で実験に突入することになった彼らは死者を蘇らせることに成功するのだが、それは同時に我々の理解を超えた力を解き放ってしまうことになるのだった―。そして、物語は「人間をどうやってこの世に蘇らせるか」ではなく「死んだ人間に何が起こったのか、死んでいる間どこに行っていたのか、そしてそれにより順序どう変わってしまったのか?」という、より大きな疑問に踏み込んでいくことになる。科学の発達により現実でも起こり得るリアルなテーマとホラーを絶妙にアレンジした戦慄のRe:ホラーが誕生した。

監督:デビッド・ゲルブ
出演:マーク・デュプラス、オリビア・ワイルド、ドナルド・グローバー
配給:クロックワークス

公式サイト:http://lazaroeffect.com

 

 

二ツ星の料理人

6月11日より、角川シネマ有楽町ほかにて公開

シングルマザーの料理人エレーヌには、『アメリカン・スナイパー』に続いてクーパーとの共演となるシエナ・ミラー。自分を強引に引き抜いたアダムに最初は激しく反発するが、彼の料理への情熱をリスペクトし、傷ついた孤独な心に惹かれて恋におちるまでを情感豊かに演じた。トニーには『ラッシュ/プライドと友情』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、『黄金のアデーレ 名画の帰還』でも称賛された国際派俳優ダニエル・ブリュール。アダムにパリの店を潰されて怒っていたはずが、三ツ星獲得にのめり込む彼を献身的にサポートする健気なトニーを繊細に演じた。因縁のあるパリ時代の仲間のミシェルには、『最強のふたり』で世界中にその名を知られたオマール・シー、その他『リリーのすべて』でオスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデル、『シンデレラ』で人気を獲得したリリー・ジェームズと、今を時めく実力派スターが顔をそろえた。さらに、『パルプ・フィクション』でアカデミー賞にノミネートされたユマ・サーマン、『ハワーズ・エンド』で同賞に輝いたエマ・トンプソンと、本来ならメイン料理となる大御所女優が、贅沢すぎるサイドディッシュとして脇を固め、華麗なる味のハーモニーを奏でた。監督は、大ヒットTVシリーズ「ER 緊急救命室」や、主演と助演女優二人をオスカー候補に導いた『8月の家族たち』の人間ドラマの名手、ジョン・ウェルズ。切磋琢磨を重ねる料理人の日々を、金メダルを目指す一流アスリートチームのごとく描いた緊張感と熱気に満ちた脚本は、『完全なるチェックメイト』のスティーブン・ナイト。今や、パリよりも高級グルメの最前線として脚光を浴びるロンドンで撮影を敢行。監修としてキャストに調理を指導し、何十種類もの料理を作り出したのは、クーパーが演技のモデルにした伝説のシェフ、ゴードン・ラムゼイの右腕も務めたミシュランのスターシェフ、マーカス・ウェアリング。絵画のように美しい最先端料理と、渾身のひと皿ができるまでのバトルの如く激しいキッチンの舞台裏が存分に堪能できる。孤高の天才が、料理だけでなく人としても二ツ星止まりの自分に気付き、仲間と絆を結ぶことで三ツ星への道を見出すまでを感動的に描き、観る者に明日も頑張るための勇気をくれる、ハートもストマックも熱くなる美食エンタテインメント!

監督:ジョン・ウェルズ
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、オマール・シー
配給:KADOKAWA

公式サイト:http://futatsuboshi-chef.jp

 

 

アウトバーン

6月10日より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ新宿ほかにて公開

『ニード・フォー・スピード』『ワイルド・スピード SKY MISSION』『トランスポーター イグニション』、そして『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と、新たな作品が放たれるたびにスピードとパワーを増し、エクストリーム度を極める一方となっているカー・アクション映画のジャンル。そんな中、2016年の決定打が公開される!ドイツ・ケルン。トラックに麻薬、高級車に500万ユーロ・・・巧妙に仕掛けられた危険な取引に巻き込まれたケイシーは、2つの巨悪組織から逃れて恋人のジュリエットを救うため、高級車を乗り換え速度無制限の高速道路【アウトバーン】を激走する!運命に抗う大きな賭けの行方は――?!主人公ケイシーには人気爆発中のニコラス・ホルト。アカデミー賞ノミネート女優フェリシティ・ジョーンズ(『博士と彼女のセオリー』)と派手なカー・アクションを繰り広げる。アカデミー賞主演男優賞に輝く2大名優<アンソニー・ホプキンスVSベン・キングズレー>の悪のダブル・クラッシュは、見るもの全てを圧倒する!横転、スピン、逆走なんて序の口。前のめりにジャンプし、エンドレスで回転した果てにクレーン車に激突して爆発炎上、スピンしまくった末に巨大トラックに挟まって粉砕など、【アウトバーン】が速度無制限であるのをいいことに繰り広げられる引力や重力を無視したかのような超絶クラッシュ&スタント・シーンにはただただ圧倒されっぱなし。さらに【アウトバーン】を飛び出して、観光客がひしめく古い石畳の街でのパトカーを交えた一大チェイスまでも用意。ブッちぎってブッ壊れるのは、ジャガー、ベンツ、ポルシェ、ボルボ、シトロエン、フォルクス・ワーゲン、アストン・マーチンなどのヨーロッパ車ばかり。ケイシーは、高級車をとっかえひっかえしながら、【アウトバーン】を突っ走りまくる。ケイシーと巨悪組織の追撃と攻防、重武装した警察特殊部隊も加わって盛大に撃ちまくるガン・ファイトなど、“車VS車”以外にも“人VS人”“銃VS銃”とバラエティに富んだアクション・シークエンスが、まさにベルトコンベア状態で繰り出されていくのだ。また、難攻不落のセキュリティ・システム搭載トラックの強奪方法は?、恋人ジュリエットの救出は?、果たして形勢逆転劇は仕掛けられるのか?、といったクライム・ムービーとしての妙味もしっかりと堪能させてくれる展開だ。最初から最後まで、ノー・ブレーキでノンストップ! アクセル踏みっ放し、アドレナリン出っ放しの99分。CGに頼らない臨場感満載でハイテンションなノンリミット・アドレナリン・カーアクションの誕生だ!!

監督:エラン・クリービー
出演:ニコラス・ホルト、フェリシティ・ジョーンズ、マーワン・ケンザリ
配給:アスミック・エース

公式サイト:http://autobahn.asmik-ace.co.jp

 

 

 

 

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